『アジャイル入門』(AgileJapan2013チュートリアルセッション資料)を公開しました。

アジャイルジャパン2013のモーニングチュートリアルアジャイル入門」で使った資料を公開しました。

http://www.slideshare.net/nishikawa1/ss-23699248


是非ご活用ください。
会場のみなさんから資料ください!とお問い合わせをいただいていたのに、公開が遅くなってしまいすみませんでした。


あと、宣伝も兼ねて。
この資料はわかりやすいアジャイル開発の教科書を入門用にまとめたものです。
書籍とあわせて資料を活用いただけるとうれしいです!

なぜ Agile Japan 2013 の基調講演に 枡野俊明 さんを呼びたかったか

AgileJapan2013の開催が5/24に決まりました。
今年も実行委員長として、企画から推進を担当しています。

http://www.agilejapan.org/
AgileJapan2013

AgileJapanの基調講演は、海外の著名なアジャイル開発者+日本人というスタイルが定着しています。(去年は「アジャイルサムライ」の著者であるJonathan Rasmussonさんと岸良裕司さん。2010年のAlan Shallowayさん、野中郁次郎先生の組み合わせも印象的でした。)
特にこのスタイルが決まっているわけではないのですが、アジャイル発信の地から最新のお話が聞けるのと、日本の他業種含めたものづくりに関する広い考え方を知った上で考え、その日のセッションにのぞむことができるので、私は気に入っています。

今年はJames Grenningさんと、枡野俊明さんにおねがいしました。

James Grenningさんは、アジャイルソフトウェア開発宣言の一人。今回、AgileJapan実行委員会でJamesさんにお願いした理由は平鍋さんのブログで紹介されています。

もう一名のキーノーターは枡野俊明さんです。
枡野さんは禅僧(建功寺の住職)であり、庭園デザイナーとしてご活躍されています。

今回、私が枡野さんに講演をお願いしたきっかけになったのが、「共生のデザイン 禅の発想が表現をひらく」という枡野さんの著書です。
日本庭園のデザインはその庭を訪れた人に感動や心地よさ、安らぎを与えてくれます。
その庭園を構成しているのは、計算された造形物ではなく、そっと置かれた石や木、水といった自然にあるものです。こうしたものから造られる庭は、設計図通りにつくっても良い物はできません。
都心のホテルや大使館の中にそっとある庭園のデザインを手がける枡野さんは、現場に流れる光や音、そこに置かれる石の表情を、何度も現場を訪れることで聴きとっていくそうです。こうした地道な作業が訪れるお客様の感動を高めています。

この作業は、顧客やユーザーに動くソフトウェアを提供し続け、ユーザー価値、ユーザー体験(ユーザーエクスペリエンス)を高めようとするアジャイル開発の考え方に完全に合致するものです。庭園造りも、ソフトウェア開発も、一見、掴みどころの難しいユーザー体験を扱う、とても創造的な取り組みです。
古くから日本人が取り組んできた庭園デザインの世界には、ソフトウェアを作る我々エンジニアが学ぶことは多いのではないかと考え、枡野さんにアプローチしました。

先日、アジャイルジャパンの講演を依頼するために建功寺に行き、お話を伺う機会がありました。

アジャイル」はもちろんソフトウェア開発についてもほとんど関わることのなかった枡野さんでしたが、いまソフトウェア開発でエンジニアが取り組んでいること、庭園デザインとの関わりについてお話したところ、とても興味を持っていただきました。
また、お話を進める中で、私自身、多くの気づきをいただきました。

庭造りにおける「仮組み」というプロトタイピングに近い作業であるとか、庭園に訪れる人に感動を与えるためのしかけ作り、日本人の「空(くう)」の空間に対する考え方など、ソフトウェア開発でそのまま参考になりそうなお話が想像以上に多かったのにも驚きました。

お話の中で、とくに印象的だったのが、「禅」と「哲学」の違いです。

「哲学」と「禅」はともに生き方・考え方を説いたものです。確かに似ているように思われるけど、明確な違いがあるんです。「哲学」は学問なので文書などの形にできる。でも、禅には実践が伴います。禅もことばだけでは伝わらない。自分で考え、実践するのが禅です。
                         (2013/4/8 西河メモ)

「何をすればアジャイルなのか?」
この問いはよく議論されます。
この答えのヒントは、枡野さんのお話した哲学と禅の違いにあるのではないでしょうか。
アジャイルはビジネス価値を最大化するための考え方・姿勢を示したもので、手順を定義したものではありません。アジャイルも実践が伴わなければその答えは無いように思います。


今回、アジャイルジャパンで枡野さんのお話を聞く機会が用意できました。

AgileJapan2013での講演タイトルは次のように決まりました。
「柔軟心 (にゅうなんしん) と庭園デザインにおけるユーザーエクスペリエンス」

是非、アジャイルジャパンに参加して、アジャイルの本質であるユーザー価値の最大化について一緒に考えてみましょう!

アジャイル本のつくりかた


写真は平鍋さんと。


わかりやすいアジャイル開発の教科書が発売されました。
Amazonからの発送も始まり、本屋さんにも並べていただいているようです。

筆者それぞれ仕事が忙しい時期とも重なり苦労したことも多かったのですが、これまでアジャイル開発に一緒に取り組んだみなさんのご支援・ご協力もあり、ついに発売に至りました。

今回、この本の執筆のお話を頂いたのがAgileJapan2012の懇親会でした。
全国で700名の参加者を集めたAgileJapan2012。当日、大阪のメイン会場で参加いただいていたソフトバンククリエイティブの編集者である三津田さんとお会いしました。その場で三津田さんとは、これだけの参加者を集め、ソフトウェア開発者の関心を集めている「アジャイル」なのに、日本人向けの入門書が無いという共通の課題認識を持ち、執筆の依頼を受けたのがきっかけです。

こうした本を書くことになったきっかけや、共著者の前川さん、細谷さん、出版社のソフトバンククリエイティブの三津田さんと進めた本作りの裏話は、三津田さんがブログにまとめてくださっています。

正月が明け、ふとした疑問「「担当:三津田」と書かれたメール」について皆さんに聞いてみた。すると、私が知らないうちに、この本作りがチケット駆動開発になっていた(!)。
 打ち合わせで、「Backlog」や「チケット」という単語がよく飛び交うなぁと思いながら聞き流し、本のコンテンツや進行のことばかりに気を取られていた結果が、これであった。
 チケット管理システムのBacklogには編集が対応すべき文字・図版の直しや要望(つまり校正の指定=チケット)が山積みになっていた(最終的にはチケット数1000件オーバー)。
 これを見て一瞬青くなったが、西河さんが冷静に一言。

「チケットこなしているとタスクがどんどん減っていきますから、おもしろいですよ」

 この一言を聞き、私も知らずのうちにアジャイルなものづくりに巻き込まれてしまっていたことに、いまごろようやく気づいた。

アジャイル開発の教科書』の本作りにおいては、?、?、?がタイムボックスになり、イテレーション(繰り返し)されまくっていた。
 制作当初、私は編集者として、いままでのやり方では本ができそうにないという直感があったが、それにしても、こんなにまでアジャイルな本作りになるとは思ってもいなかった。
 一般的に、本としての整合性・一貫性を保つために、?、?、?の工程で大きな追加・修正・変更を入れるということはあまりない。それは言い換えれば、本作りにおける追加・修正・変更は「手戻り」と認識されていたからだ。
 しかしアジャイルなものづくりの考えに立脚し、追加・修正・変更を「価値を高める作業」と、発想を切り替えたらどうだろうか。
 意図的に発想を切り替えたわけではないが、3人のアジャイルな開発者と毎週のスカイプや奥の深いリアルミーティングを繰り返していくうちに、こちらが企画を依頼したと思っていたのもつかの間、すっかりこちらが巻き込まれてしまったわけだ。


ここでも紹介いただいたように、今回の本の執筆は日頃の開発の進め方にできるだけ近づけてやりました。
単にソフトウェア開発者である執筆メンバーがやりやすいという理由もありましたが、アジャイルの入門書として、読者のみなさまにアジャイルな考え方を身につけてもらうよう、本の価値をできるだけ引き出すように、最適化したらこのようになったと言えます。

これからの技術書については、このようなアプローチが最適なのかもしれません。


本書を読んでいただいたみなさまの中にも、特にエンジニアの方は、日々の開発で考えたこと、気づいたこと、まとめた情報に、価値をもつことが多くあります。そうした情報をアウトプットし続けることで、周りの人からの相談を受けたり、フィードバックがもらえます。結果、本などのメディアに発信する機会も訪れるはずです。
本というまとまった情報が増えることは日本の技術者にとっては良いことだと思います。
是非、情報発信にチャレンジしてみてください。

また、技術書がどのように企画されるのか、どのように作られるのか、本づくりの裏側を知ることで、より本書を楽しんでいただければ幸いです。

わかりやすいアジャイル開発の教科書

わかりやすいアジャイル開発の教科書

アジャイル開発の資料作りで役立つイラスト集を公開!

3/28発売予定の「わかりやすいアジャイル開発の教科書」の執筆にあたり、アジャイル開発のイメージをよりわかりやすく伝えるために、できるだけ多くのイラストを入れました。
実際の書籍はプロのイラストレーターさんが仕上げてくれているのですが、執筆の最終段階まで、私や前川さんがホワイトボードに描いたもので執筆を進めていました。

書籍のレビューをいただいたみなさまには、この手描きイラストの原稿がまわっていたと思います。このホワイトボードイラストもなかなか好評で、「わかりやすい」とか「イラストがいい!」とかのコメントもいただけました。
共著の前川さんも、各所のプレゼン資料で使える!とのことですので、このまま下書きイラストで終わらすのももったいないと思い、みなさんに使ってもらえるように公開したいと思います。

手描きイラストのうち、使いやすそうなものをこちらに公開しました。

 ▼アジャイル本素材公開用リポジトリ(github)
 https://github.com/mnishikawa/agilebook/tree/master/illust


このリポジトリは、 『わかりやすいアジャイルソフトウェア開発の教科書』(ソフトバンククリエイティブ)の書籍素材公開用リポジトリです。

 ▼『わかりやすいアジャイルソフトウェア開発の教科書』書籍の購入ページ
    http://goo.gl/mbVOd


筆者の西河が、執筆中に作成したイラストや原稿検討資料、ボツ原稿などを公開するために作成しました。 このリポジトリで公開した資料・素材等は、「クリエイティブコモンズライセンス」で公開します。

 ▼クリエイティブコモンズライセンス
    http://creativecommons.org/licenses/by/2.1/jp/

原著作者(書籍情報)を表示すれば、自由に複製、頒布、展示、実演が可能です。 みなさんの部署での説明や、イベント・講演会など各所での発表など、 アジャイルソフトウェア開発プロセスに関するプレゼンや資料作成にご活用いただければ幸いです。

ご質問等ありましたら、このリポジトリ管理者の西河までご連絡ください。

自由に使っていただけるようにしました。
部署やチーム内でアジャイル関係の勉強会をする方、各所でプレゼンする際に使えるイラストを探している方で、イラストをお探しの方は是非ご活用ください。

『わかりやすいアジャイル開発の教科書』の予約が始まりました。

今年の5月より前川さん、細谷さんと一緒に執筆を進めていました、『わかりやすいアジャイル開発の教科書』の予約が始まりました。


わかりやすいアジャイル開発の教科書

わかりやすいアジャイル開発の教科書

アジャイルの考え方やアジャイルに取り組む姿勢を学び、プロジェクトで実践する。

これが本書のねらいです。

アジャイルって何?」という方や、「アジャイルがいいみたいだけどどうやるの?」という方など、アジャイルに関心のある方なら誰でも、参考にしてもらうようにまとめた本です。
アジャイル」について学びたいとお考えの方は、是非手にとっていただければと思います。


・・・と、シンプルに紹介して終わってもよいのですが、この「教科書」に至るまでがなかなか苦労しました。
執筆をまとめるにあたり、本書を書いた裏話を書き残しておきます。

日本で「アジャイル」の入門書はなかった?

本書に挑戦したひとつの動機でもあり、そして、最も難しいのがこの疑問です。
これまで、日本人の書いた、「アジャイル」そのものをテーマにした入門書はなかったのではないかと思います。
理由は簡単で、アジャイルに型が無いからです。この手順で開発すればアジャイルだとか、そういったテーマが存在しないのです。

アジャイルの目的は「ソフトウェア開発を通じて、顧客・製品のビジネス価値を最大化する」ことで、
そのための「考え方」やソフトウェア開発に対する「姿勢」に従って進めるのがアジャイルソフトウェア開発です。
ビジネス価値は開発するものやその背景で個々に変わってくるので、自分で考え、取り組むことでしか、答えがみえてきません。

そこで、私たちが今回まとめた『わかりやすいアジャイル開発の教科書』では、
アジャイルの理論を文字数を割いて解説することよりも、読者のみなさんに考え、取り組んでもらう仕組みを本にしてみました。
どうやってビジネスの価値を知り、実践につなげ、考え方として身につけるのか。
そういった目的意識を感じ取っていただき、読み進めてもらえれば、自ずとアジャイルな開発が何なのか、チーム全体で感じ取っていただけるようになると考えています。


どうやって「日本のアジャイル」をつくっていくのか。これまでの取り組みと本書のアプローチ。

本書の背景には、アジャイルジャパンでの活動があります。

思い返してみると、2008年の年末にかかってきた電話が一つの転機でした。
「日本でアジャイルのイベントをやってみようと思う。手伝ってほしい。」
平鍋健児氏(株式会社チェンジビジョン)からの提案がこの本を書くことに至ったきっかけです。2009年4月に、私が実行委員として企画・推進している「アジャイルジャパン」の第一回目が開催されました。
アジャイルジャパンでは、「アジャイル」をテーマに、開発者やマネージャに呼びかけ、開発事例の紹介や、アジャイル開発の効果を体験して現場に持ち帰るためのワークショップを用意しました。参加者にはこのイベントで気づいたこと、考えたことを現場で実践してもらうことで、その次のアジャイルジャパンで共有することができます。こうした事例や考えた結果が集まり、さらにそれが日本中に拡がっていく。私たちアジャイルジャパン実行委員会は、こうしたサイクルを回すための「場」を作ることに注力しました。この活動を通じ、「日本のアジャイル」をみんなで創っていきたい、また、ソフトウェア開発をよりよくしたい、そしてそれに関わる人たちをハッピーにしたい。そのような想いで毎年アジャイルジャパンを開催しています。
こうした活動の効果もあってか、2012年のアジャイルジャパンには日本全国で700名以上の参加者が集まりました。日本においてもアジャイルに対する関心が年々高まってきていると感じています。

あとがきより

本書で何度か述べていますが、アジャイルソフトウェア開発はソフトウェアの開発を通じて、ビジネス価値を最大化するための「考え方」や「姿勢」です。
アジャイルジャパンという「場」で見えない考え方や姿勢を知ってもらうことはできるのですが、アジャイルジャパンに参加しようと考える前の方に、アジャイルとは何か、どのように取り組むのかを簡単に伝えるための「入門書」が、これまで日本には無かったのが課題でした。
今回、この入門書の執筆依頼をいただき、いかにアジャイルの「考え方」や「姿勢」を知り、現場やビジネスをよりよくするための実践に繋げてもらうかを共著者の前川さんや細谷さんと考えました。前川さん、細谷さんは開発の業務を担当されながらの執筆にも関わらず、これまでのアジャイルソフトウェア開発に関するノウハウをたっぷりと本に書きだしてくれました。また、本当にたくさんの人から原稿のレビューや参考資料のご提供をいただきました。本当にありがとうございました。
こうした背景もあり、本書の執筆は私にとって、「日本のアジャイル」をまとめ、みなさんにお伝えするという、すばらしい活動になりました。
本書を手にとっていただいたみなさま、みなさんのチームのメンバー、お客様がハッピーになるお手伝いができればと思います。

アジャイルジャパン2012レポート

アジャイルジャパン2012を開催しました。
翌日からタイムラインを追いかけていると、250人を超える人が対話を深めた大阪メインの熱気は余韻として依然残っていますし、全国のサテライト会場の興味深いディスカッションの内容も伝わってきており、改めて充実感を感じています。
各セッションのレポートはどんどん上がってきていますので、公認レポーターのみなさん記事や、Twitterの”#aj12”タイムラインを是非ご覧下さい。

会場は超満席で、人気のセッションでは立ち見も出る状態。
当日は、私もほとんどの時間、他の参加者と一緒に各セッションに参加させていただき、たくさんの方とアジャイルについてじっくりと考え、対話することができました。
印象に残った言葉はたくさんありましたが、いくつか挙げておきます。

  • 基調講演でジョナサンが話した内容。アジャイルの科学的分析(XP、Scrum、リーンなど)やけにしっくりきた。アジャイルはある程度のレベルを超えると「マインド」を語りがちだが、合理的で腹に落ちる説明がよかった。
  • 岸良さんのお話。変えるのは現場ではなくマネジメント。現場を変えるのはリスクが大きいが、マネジメントを変えるのはリスクが少ない上に、効果が絶大。参加者の方にも、視点を切り替えて考えるきっかけになったと思う。
  • 「DEEP AGILE PEOPLE」では、僕がすごいと思う人が集まって好きな事を話してもらった。とにかく面白すぎた!(聴いてて鳥肌がたった!)アジャイルに真剣に取り組んでいる3人の、何が「すごい」かをたくさんの人に知ってもらえたはず。これがアジャイルだ!
  • アジャイルのあるとき、ないとき」でパネリストだけでなく、参加者からも出た意見。アジャイルの根底には「技術」(プログラミング)に取り組む楽しさがある。プロセスだけにフォーカスしてうまくいかない理由ははっきりした。

そして、一日、話をしていて再認識したこと。

アジャイルに取り組むことの最大の効果は「考える」ことだと思っています。
ラクティスをそのままやるだけでは、絶対うまくいかない。

考えて、開発の内容や、チームにあわせて、自分で適用し、カイゼンを続ける必要がある。
日本の契約体型や基準に当てはめにくい。

考えて、顧客を始めとするステークホルダーを含めてコミュニケーションを深め、より良いものを作るために、全体を巻き込んでいかなければならない。
アジャイルソフトウェア開発の定義の理解自体がどんどん深くなっていく。

考えて、自分の「アジャイル」を持たなければならない。
自分、そして周りの人たちと、ずっと考え続けなければならないと思っています。

アジャイルジャパンは、「アジャイル」をキーワードに、日本のソフトウェア開発に関わる全ての人達に考える”場”を提供できている。


今回、平鍋さんから実行委員長を引き継ぎ、大阪開催が成功したことで、私は2つの仕事ができたと思っています。

大阪という日本のアジャイルの発信地の土台を作れたこと

平日、有料のカンファレンスに250人を超える参加者が、大阪に集まった。
一緒に考える仲間はこれだけたくさんいる。
東京だけじゃない。全国で、このような場を提供できることがわかった。
業界を良くして、日本中に発信していくための土台ができたかもしれない。

これからのアジャイルを新しい世代に伝えていく、きっかけを作れたこと

アジャイルジャパン実行委員会で一番若く、実践経験の少ない私がこうした場を作り、
新しいメンバー、参加者を巻き込めたことは、今後の日本のアジャイルの発展にとって、
とても良いことと確信しています。


今年のアジャイルジャパンが終わってアウトプットがどんどん出てきています。
来年のアジャイルジャパンに向けての活動は始まっているのかもしれない。
この流れをさらに拡げていきたい。

アジャイルジャパン2012で話したことをしっかりと自分に落としこんで実践し、周りを巻き込んでいきたい。
チームをより良くして、良いものを作りたい。業界を良くしたい。

AgileJapan2012実行委員会のみなさま、スポンサー、スタッフ、レポーター、スピーカーのみなさま、そして、参加者のみなさま、心から御礼申し上げます。
ありがとうございました!

ディープなプログラマトーク番組「DEEP AGILE PEOPLE」

AgileJapanの開催が近づいてきました。
今年も興味深いテーマのコンテンツがそろっていますが、
今日は、その中から特にオススメなセッション「DEEP AGILE PEOPLE」をご紹介します。

プログラマの中には、ほとんど会話をしなくても「この人はすごい!」と感じる人がいます。
ちょっとした技術的な会話での鋭いひとことや、エディタ・デバッガなどのツールを使いこなしてる様からそのように感じるわけですが、コードを書いてるまさにその場を見たらなおさらです。最近はLT(=LightningTalk,5分で言いたいことを言うプレゼン形式)などでいきなりコーディングする人もいますので、「すごい!」って感じる人に出会う機会も多くなったように思います。

このセッションに登場するのは、僕が「すごい!」と感じたプログラマ三人衆です。
さらに、この三人、ただすごいプログラムが書けるだけではありません。
プログラマとして純粋に、Agileに向き合ってきた点でも共通しています。
何より、「しゃべり」が面白い関西人であるということ!

そんな人たちが、例えば居酒屋とかで、本音で好きなことをフリーに喋ってる場面を横から見れたら面白いに決まってる!

それがこの「DEEP AGILE PEOPLE」の趣旨です。
すごいプログラマ3名のフリートークを、テレビを見るような感覚で横から覗き見てみませんか!?

テレビと違うのは、生で見れて、ツッコミできること。また、セッション終了後に、話していた人に直接疑問を投げかけられること。

是非、AgileJapanの会場に来て、ディープなAgileの話をしてみましょう。


AgileJapan2012は3/16(金)大阪ATCホールで開催。
参加費が半額になる早割りは2/17(金)まで。上司・同僚を誘ってペアで参加するとさらにお得です。
お申し込みはお早めに!