XP祭り2009

祭り2週目。
充実した内容のセッション、終わった後の焼肉と、おなかいっぱいの一日でした。

基調講演

平鍋さん、木下さんによるAgile2008レポート。
気になったポイントのメモ。

「AgileUX(User Experience)」

Agile2008の印象的キーワード。
ユーザーからのフィードバックが無ければよいものは作れない。
UXを実現する開発手法として、Agileは非常にマッチする。
UserExperienceセッションでは、アイデア,意見を貼るかんばん。色使いなど、工夫している。
イベント自体のUIにこだわっている。

  • 絵葉書によるセッション誘導
  • フィードバックかんばん
ベンチャーが積極的にAgileに取り組んでいる。
Kanbanブーム
  • Scrum板など。記事紹介なども増えている。
  • かんばんの本来の意義に回帰。
    • 後工程で必要になったら、タスクを引っ張ってくる。pullで使う。WIPを最小限に。
    • Doneがはけないと、Doingに入れてはいけない運用の紹介など。
思ったこと

CE Linux ForumでLinuxイベントのレポートを聞いていても感じることだが、
海外のイベントは参加者全体の一体感がすごいなと思う。
Linuxなら、カンファレンスなどの議論がきっかけでカーネルの技術革新が起こるし、
Agileもその場にいた人が現場を変える。
イベントに参加した人全員で、業界を動かしている。
一回行ってみたいなぁ。

最後の質疑応答

以下、個人的な感想です。

  • 「プロジェクトの成功の定義が違う」
    • 契約・期間を最初にしっかり決めて進めるような開発スタイルが一般的な日本では、顧客とゴール・価値を共有して進めていくという、Agileのスタイルとの発想の転換をすぐに伝えるのが難しいと感じた。Agileをただの開発プロセスのひとつという領域で見ているうちは、前に進まない。何故、Agileをやるのかということを、しっかりと伝えていきたい。
  • Agileのプラクティスには、エンジニアがすぐに効果を感じ取れるものが多い。とにかくやってみる。現場から伝えていくアプローチも同時に進めていくのが、我々の役割。

PF入門ワークショップ(PFP)

  • 田村さんのPF解説中に、平鍋さんが見学に。平鍋さんの前でPFについて説明するという、すごい状況に。やっぱ緊張したのかな。
  • PF体験ワーク。
    • ソフトウェア開発の変わりに、チームでトランプを並べるというゲームをする。朝会、KPTによるふりかえり、ニコカレでチームの生産性を向上させ、ゲームのスコアをあげていく。
    • 僕もいち参加者としてワークに参加しました。ゲームはシンプルなだけにすごい熱くなる。KPTでふりかえりしていても、活発な意見が出てきた。短時間だったが、ワーク終了後は、チームで一体感も感じられた。PF入門の目的だけじゃなく、このワークをやるとチームワークが強まるかもしれない。実際の開発チームでもやってみると面白そう。
    • ふりかえりでは、参加者とのディスカッションも盛り上がった。PFを導入するということではなく、私たちは現場でどういったことができるか?という前向きの意見が多かった。

PFP関西のワークショップでも、こういった意見交換をもっと積極的にやっていきたいと思いました。


終わった後

公式の懇親会の後、荷物運び用のランエボで、数人と大阪市方面へ。一人が「ラーメンを食いたい」とか言い出したので、おいしいテールラーメンが食べれる焼肉屋さんへ。ラーメンどころか、がっつり焼肉食べてました。
おなかいっぱいです。