AgileJapan2010:番外編〜アジャイル宗教論〜

ほんと、凄いイベントだった。

大量の情報が入ってきて、まだ正確にまとめることができてない。
いや、まとめてしまうにはもったいない。
でも、今考えられる範囲でできるだけ残しておこうということでまとめた。

ここで、言い訳しておこう。

こういったイベントを文章でアウトプットするのは非常に難しいと思っている。

アジャイルの本質は、ビジネスの最大化だ。
顧客(製品)価値を最大化するために、無駄を排除した軽量な開発スタイルを追求し、要求の変更を最大限に受け入れる。この柔軟な開発に対応するため、顧客との対話、開発チームへの要求の伝達が大きな鍵を握る。アジャイルを突き詰めると「人」についての問題を扱うことになる。
だから、アジャイルを語ると、誤解の生じやすい主観的な言葉が並ぶことが多い。「宗教的だ(ネガティブな意味)」とか、「よくわからない」と言った印象を与えてしまう事もある。
私自身、抽象的な言葉が並ぶプレゼンは大嫌いで、自分でも曖昧な言葉を使ってしまわないようにいつも注意している。本質を伝えるために、説明する相手やコンテキストに応じて、そこにあわせた言葉を用いて、自分のこととして考えさせるのが良い。他にも、ぶれの生じる言葉を使わず、とにかく正確に言葉を選びながら書くことも心がけなければいけない。


それを自覚した上でも、ここには抽象的な言葉を並べてしまう。
今回は、外に出せない、それでいて価値のある「暗黙知」をテーマに扱ったものであったからだ。
とにかく、出せるだけ出しておくことを優先して、残してみた。

宗教上等。ただ現場の問題をなおしたいだけ。科学で解決できないことは「やってみてうまく行く事を続けて改善する」という人間の能力を使うのが一番。


科学で解決できないことを非科学(ネガティブな意味での宗教)と言う。
でも、そこで止まってしまっては進まない。
業界を善くしたい。
これを優先して、前に進んでみようと思う。


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