PFP関西ワークショップ#23

PFPワークショップに行ってきました。


レポート、ワークショップの資料はPFP-wikiにまとめたので、こちらをご覧ください。
 →PFP関西ワークショップ#23レポート


個人的な感想としては、今回は事例紹介が特によかったと思いますので、ここで紹介させていただきたいと思います。

PFPでは、「プロジェクトファシリテーション(PF)」の考え方をヒントに、プロジェクトの見える化手法や円滑なチームの作り方について、参加者全員で考え、現場での実践につなげます。
実際にワークショップに参加した人の中から、「こんなことやってみました!」「こんな効果がありました!」「こんな失敗しました!」という報告がたくさん寄せられるようになったので、最近のPFPワークショップでは冒頭に時間を取って、事例紹介をしてもらうようにしています。

今回は、PFP関西のスタッフとして活躍されている西さんの後輩の方が事例紹介をしてくれました。

  • 本田さんのKPT実践報告
    • 入社2年目の若手エンジニア
    • KPTでのふりかえりに取り組み、目先の業務改善だけでなく、根本的な問題が何かを分析できるようになったとのこと。
    • 仕事に前向きに取り組むようになった、姿勢が変わった、とのこと。
    • 最後に、「できるところから少しずつやる。1ヶ月も続ければ習慣になる。」という話をされていました。こうして発表してくれると説得力あるな、と思いました。
  • 小山さんのPF実践報告
    • 入社3年目の若手エンジニア
    • 小山さんからも、プロジェクトにKPTを導入した改善事例の発表。
    • KPTに取り組んだきっかけは、プロジェクトで情報が共有できず、「自分の知らないところでプロジェクトが進む」という課題があったのと、自分のやりたいこと(設計)を周りに伝えられなかったことで、キャリアパスに不安を感じていたことだそうです。
    • KPTを繰り返すことで、「こまめなレビュー実施につながった」「プロジェクトの状況を知ることができた」「自然に自分に情報が集まるようになった」といった効果を得られたということです。


お二人に共通することですが、若いメンバーが自主的に工夫しながら、前向きに取り組んでいる。その取り組みのきっかけとして「KPT」というふりかえりのツールが有効に活かせている良い事例を聞くことができました。

PFPは、方法論を発表して聞いて帰るだけの場ではなく、みんなで考え、現場での実践に結びつける場になっているのが良いところだと思います。

今回のグループワークでも、チームでコミュニケーションを円滑にする方法について共有し、新しいアイデアもたくさん出ました。
ここで得たノウハウを現場に持ち帰って実践してPFPで報告してくれる、このサイクルが続いていくといいなと思っています。