サクマ式!?オーディオアンプの作り方
サクマ式ドロップの缶がオーディオアンプに似てる気がしたので、PAM8403を搭載したD級アンプモジュールを埋め込んでみました。バナナプラグにも対応し、プリメインアンプとして普通に使えるアンプができました。
製作の手順はYoutubeをご覧いただければと思いますが、こちらに補足の設計情報やパーツリストをまとめておこうと思います。
目次
動作の様子と製作手順
動作する様子と製作手順をYoutubeのビデオにまとめました。
缶の加工方法や製作の手順はこちらでご覧いただけると思います。
ちなみに、動画に出てくるDENONのスピーカーは今回のアンプのテスト用に購入しました。しばらくこのセットで音楽を楽しんでみようと思います。
サクマドロップ缶の加工
今回のキーとなるサクマドロップ缶の加工方法です。
そのままでは部品も入れるのが厳しいので、飴を取り出す蓋の方を普通の缶切りでくり抜きました。
缶の片方をくり抜いたら、代わりにスモーク色のプラスチックプレート(アクリサンデー サンデーPET PG-4 S 2 450×300×2mm スモーク透明)を作って、裏側と木の棒を使ってネジ止めして固定します。
あとは、プラスチックプレートに電源、オーディオコネクタ、バナナプラグコネクタ、電源スイッチ、アンプモジュール用の穴をあけて取り付ける、というのが基本的な作り方です。
アンプモジュール(HiLetgo 5個セットPAM8403 ミニ 5V デジタル アンプ基板 USB 電源 オーディオ アンプ [並行輸入品])には、ピンをはんだ付けし、ユニバーサル基板に実装しています。電源ピンには、ノイズ対策に1000μFの電解コンデンサをつけています。
また、電源が入ったら緑色LEDが光るように、保護抵抗と一緒に接続しています。このLEDは、スモーク色のプラスチックプレート全面を照射するような角度に曲げておけば、かっこよくなります。
あとは、スピーカーへの出力端子を、背面に取り付けたバナナプラグと接続すれば完成です。
まとめ
狙い通り、主要パーツを収める筐体としてサクマ式ドロップの缶はちょうど良いサイズでした。今回、このアンプの評価用としてDENONの小型のブックシェルフスピーカーを使いましたが、部屋の中で音楽を楽しむ分には十分実用的な音を出してくれました。
部材も一般的なものですし、加工も特に難しいところはないので、手頃なアンプがほしい方は是非チャレンジいただければと思います。
主要パーツリスト
最後に、今回のアンプを作るのに使った主要パーツをリストアップしておきます。
・デジタルアンプ
・バナナプラグ
・ボリュームつまみ
・トグルスイッチ
・LED
・抵抗
・ユニバーサル基板
・スモークカラーの塩ビ板
・ACアダプタコネクタ
・3.5mmミニジャック パネル取り付け用コネクタ
・スピーカー
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