プロフェッショナルの条件
プロフェッショナルの条件――いかに成果をあげ、成長するか (はじめて読むドラッカー (自己実現編))
- 作者: P・F.ドラッカー,Peter F. Drucker,上田惇生
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2000/07/01
- メディア: 単行本
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はじめてのドラッカー本。
なるほど。
ビジネスに関して、いろんな経験や勉強を通して学んだことが、簡潔に、そして包括するように述べられています。
ビジネス本の源流であり、確固たる基本。
- 知識とは
- 働くことの意味
- 自身のマネジメント
- 意思決定のテクニック
- 自己実現のために
という流れで、プロフェッショナルであることの基本的な考え方から、ビジネスで勝ち抜くための姿勢と行動について述べられています。
ただ論理的なノウハウを並べただけではなく、行動をかきたてられる、非常に強い言葉に出会えるのもすごい。
本読みながらたくさんメモしちゃいました。
私にはもはやまとめれるシロモノではありません。
というわけで、ポイント集をそのまま公開。
気になった人、興味を持った人は本読んでくださいねー。
知識労働者の専門性
- 企業(組織)の寿命は知的労働者よりもずっと短い。知的労働者の帰属先は、雇用主たる組織ではなく、自らの専門領域である。
- コミュニティとは、専門分野そのものとなる。
- アイデンティティは所属組織ではなく、専門領域となってきている。
企業を変えていくものは、技術というよりも、こういった意識の変化である。
競争力を決めるのは、知的労働者の生産性である。これをマネジメントするのである。
今、何が起こっているのか
常に私的な財であった知識が、ほとんど一夜にして公的なものとなった
- 改革のステップ
- 第1段階
- 知識は、工程,製品,道具にもたらされた。
- 第2段階
- 知識は仕事にもたらされた
- 第3段階
- 知識は知識にもたらされた。
- 第1段階
これが、マネジメントの本質である。
産業革命の本質
テクネ(秘伝。見て学ぶしかない。)
+
ノロジー(体系を表す)
↓
テクノロジー(技術)の発明
技術体系が文書化されたことにより、革命が始まった。
つまり、産業革命は知識によってもたらされた。
テイラーの革命
「教育訓練」が生産性を80年前の50倍にした。
生産性の伸びは、プロレタリアの分け前となった。
知識は、経済の中心となった。
マネジメントとは何か
- マネージャの定義
「他の人間の働きに責任を持つもの」
はあまりにも狭義である。
真のマネージャは、
「知識の適用と、知識の働きに責任を持つもの」である。
ポスト資本主義への転換
- 今日での効果的マネジメント
- 「知識の知識への適用」が行われれば、他の資源はいくらでも手に入る。
- 知識がいくつかある資源の1つではなく、資源の中核となった事実によって、われわれの社会は、ポスト資本主義を迎える。
成果を大幅に改善する方法
唯一の方法は、成果をあげるための能力を向上させることである。
貢献に焦点をあわせる
- 人は、権限に焦点をあわせがち。貢献に焦点をあわせ、結果に責任を持つことは、ある意味、トップマネジメントである。
- 意思決定のプロセス
必要要件についてまとめる
コミュニケーション
- コミュニケーションを成立させるのは受け手である。
- 経験を共有するとき、完全なコミュニケーションがもたらされる
- 目標と自己管理によるマネジメントこそ、コミュニケーションの前提である。