プロフェッショナルの条件

はじめてのドラッカー本。

なるほど。
ビジネスに関して、いろんな経験や勉強を通して学んだことが、簡潔に、そして包括するように述べられています。
ビジネス本の源流であり、確固たる基本。

  • 知識とは
  • 働くことの意味
  • 自身のマネジメント
  • 意思決定のテクニック
  • 自己実現のために

という流れで、プロフェッショナルであることの基本的な考え方から、ビジネスで勝ち抜くための姿勢と行動について述べられています。
ただ論理的なノウハウを並べただけではなく、行動をかきたてられる、非常に強い言葉に出会えるのもすごい。


本読みながらたくさんメモしちゃいました。
私にはもはやまとめれるシロモノではありません。

というわけで、ポイント集をそのまま公開。
気になった人、興味を持った人は本読んでくださいねー。


知識労働者の専門性
  • 企業(組織)の寿命は知的労働者よりもずっと短い。知的労働者の帰属先は、雇用主たる組織ではなく、自らの専門領域である。
  • コミュニティとは、専門分野そのものとなる。
  • アイデンティティは所属組織ではなく、専門領域となってきている。

企業を変えていくものは、技術というよりも、こういった意識の変化である。
競争力を決めるのは、知的労働者の生産性である。これをマネジメントするのである。


今、何が起こっているのか

常に私的な財であった知識が、ほとんど一夜にして公的なものとなった

  • 改革のステップ
    • 第1段階
      • 知識は、工程,製品,道具にもたらされた。
    • 第2段階
      • 知識は仕事にもたらされた
    • 第3段階
      • 知識は知識にもたらされた。

これが、マネジメントの本質である。


産業革命の本質

  テクネ(秘伝。見て学ぶしかない。)
   +
  ノロジー(体系を表す)
   ↓
  テクノロジー(技術)の発明

 技術体系が文書化されたことにより、革命が始まった。
 つまり、産業革命は知識によってもたらされた。


テイラーの革命

「教育訓練」が生産性を80年前の50倍にした。
生産性の伸びは、プロレタリアの分け前となった。
知識は、経済の中心となった。


マネジメントとは何か
  • マネージャの定義

「他の人間の働きに責任を持つもの」
はあまりにも狭義である。
真のマネージャは、
「知識の適用と、知識の働きに責任を持つもの」である。


ポスト資本主義への転換
  • 今日での効果的マネジメント
    • 「知識の知識への適用」が行われれば、他の資源はいくらでも手に入る。
  • 知識がいくつかある資源の1つではなく、資源の中核となった事実によって、われわれの社会は、ポスト資本主義を迎える。
知識の変化

いずれも、知識の変化である。


成果を大幅に改善する方法

唯一の方法は、成果をあげるための能力を向上させることである。


貢献に焦点をあわせる
  • 人は、権限に焦点をあわせがち。貢献に焦点をあわせ、結果に責任を持つことは、ある意味、トップマネジメントである。
  • 意思決定のプロセス

 必要要件についてまとめる


コミュニケーション
  • コミュニケーションを成立させるのは受け手である。
  • 経験を共有するとき、完全なコミュニケーションがもたらされる
  • 目標と自己管理によるマネジメントこそ、コミュニケーションの前提である。
マネジメント

アンドリュー・カーネギーの墓石の言葉

おのれよりも優れた者に働いてもらう方法を知る男、ここに眠る