電子オルゴール付メリーにメロディON/OFFスイッチを追加しました。

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メリーに喜ぶ我が娘

2020年12月に長女が生まれてからというもの、赤ちゃん向けガジェットがいろいろ気になっています。

うちの子は目が見えてきてからというもの動くものにとても関心を持ち、すごい集中力で目で追っているようです。予防接種で病院に行ったときに、天井からぶら下がっているキラキラの飾りをじーっと見て興味がありそうだったので、ベッドにメリーをつけることにしました。

Amazonを調べると、格安の中華メリーがたくさんひっかかります。

その中でも、電動の回転ユニットが付いていて、35曲メロディが鳴るこちらを選びました。 

メリーからぶら下げる人形とか飾りはついておらず、自分ですきなアクセサリを付けれるのがポイントです。小さいぬいぐるみや季節の飾りをぶら下げて気分を変えることができ、子供も飽きずに楽しめそうです。

 届いて実際使ってみたところ、子供は大喜び!

元気に起きているときは30分以上回転に合わせて目で追ったり、メリーの先にあるぬいぐるみを呼んでみたりして、すごい喜びようです。

 

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テンション爆上がりの我が娘

これから赤ちゃん用のメリーを探している方にはすごくおすすめの商品です。

とても良い商品なのですが、何日か使っていると気になるところが出てきました。

メロディのボリュームが大きすぎるような気がしてきました。ぬいぐるみや飾りが回っているだけでも楽しいのに、そのうえ大音響の電子音が鳴るのはちょっと刺激が強すぎるように思ってきました。音を止めるには動作を止めるしかなく、音だけでなくメリーの回転も止まってしまいます。

思い切り遊ぶときはメロディをONにして、そのまま寝てほしいときなどゆっくり遊んでほしいときにはメロディだけOFFにする機能を拡張することにしました。

 

まずは分解です。

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メリーの電動ユニットの分解

基本は裏面のネジを外すだけです。

一点、ちょっとやっかいだったのは、電池ボックス以外の固定用のネジ穴が太く、小さなプラスドライバーだとネジ穴を潰してしまいかねません。

たまたま持っていた精密ドライバーセットから、ネジの溝が太めのプラスドライバーを使えば確実に回すことができました。

分解される方はご注意ください。

分解して取り出した基盤はこちら。

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基盤の表面

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基盤の裏面

分解すると、メロディ再生とモーター制御を行っていると思われる「HX231A2 」というICがモールドされたものと、スピーカーに接続されているアンプと思われるICの2つが実装されています。アンプから出た音声データを8Ω0.25Wの小型ダイナミックスピーカーで駆動しているようです。音量調節するには、メロディICからアンプに入っている音声入力のところに可変抵抗を挟むなどすれば良いと思います。今回は、単純に音をON/OFFしたいだけなので、スピーカーに接続してるケーブルの間にスイッチを挟むことにしました。

まずは、スイッチ取り付け用の穴を開けます。

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スイッチの穴をあける

サインペンでスイッチの端子用の穴をあけるため、サインペンでマーキング。

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電動ドライバで穴をあける

電動ドライバでスイッチ用の穴を開けます。

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スイッチを取り付けてスピーカー結線の間に挟んだ様子

スイッチを取り付けて、スピーカー接続のケーブルの間にはさみます。

改造はこれで完了です。

裏面にスイッチが設置されますので、ON/OFFがわかるようにサインペンで記入します。

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改造したメリー

 

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改造したメリー

これにより、拡張したスイッチでメロディをOFFにしても、メリーが回り続けるため、希望した通りの仕様になりました。うちの子供もメリーが回ってる下で、楽しい雰囲気のまま、疲れたら寝てくれたりしてちょうどよいおもちゃになりました。

ゆっくり回るメリーだけほしいという方は、是非チャレンジしてみてください。