DualShock4のバッテリーを安価なものに交換してみました。
2016年に買ったPlayStation4についていたコントローラー「DualShock4」。
ここ数年ほとんどゲームは遊べてないのですが、テレビ番組は基本nasneで録画してから見ているので、プレステ4はほぼ毎日起動しています。それと同時に5年間、毎日充放電を繰り返していたコントローラーも寿命なのか、ほとんどバッテリーがもたなくなってきました。AmazonでDualShock4用のサードパーティバッテリーはたくさんあるものの、1個2000円前後が相場のようです。(容量もアップするみたいですが。)古いコントローラーの修理代としてはちょっと高いなと思い、電子工作用に持っていた1000mAhのバッテリーに交換してみたところ、普通に使えましたので交換手順をまとめておきたいと思います。
★バッテリー交換は安全上の問題もあり、保証も効かなくなりますので、ご参考にされる場合も十分注意の上、自己責任での作業をおねがいいたします。
目次
交換に使用したバッテリー
今回、古くなったバッテリーの代わりに使用したのは、次の商品です。
電子工作用に購入していたものです。容量、充放電電圧がDualShock4の標準バッテリーとほぼ同じようだったので、今回使ってみました。2021年4月現在、4個セットで1980円だったので1個500円ぐらいでしょうか。サイズもDualShock4純正のバッテリーよりひとまわり小さいため、コントローラーに収まりました。私の場合、他の用途もあって4個セットを買っていましたが、似たようなスペックで純正バッテリーより小さい寸法のものであれば他のものでも大丈夫だと思います。
DualShock4の分解
IFIXITのサイトが参考になりました。裏面のネジを4つ外して、ケースの隙間から拡げればバッテリーがすぐに取り外せるようになります。
ケースを外した様子がこちら。
ケースを外せばすぐにバッテリーがあり、小さなコネクタで基板に接続されていることが確認できます。
純正バッテリーはコネクタを外すだけで取り出すことができます。
バッテリーコネクタの移植
純正のバッテリーを取り外してコネクタを確認したところ、今回使用しようとしているバッテリーとコネクターが違います。
同じ規格のコネクタがあれば良いですが、今回は古くなったバッテリーのコネクタだけ移植しました。
コネクタ交換の際は十分な注意を払ってください。バッテリーには大きな電荷が残っていますので、絶対にショートしないように、一本ずつ電極を保護しながら作業を行います。
まずは、純正バッテリーからコネクタを切り取ります。
この際、プラス側とマイナス側、必ず一本ずつ、絶縁テープなどで保護しながら切断します。
純正バッテリーからコネクタが取り外せたら、次は交換する新品バッテリーのコネクタ交換です。
こちらも、必ず一本ずつ、電極を絶縁保護しながら交換していきます。
コネクタの接続ははんだ付けを行い、熱収縮チューブで皮膜しています。
必ず、ショートが起こらないように、コネクタ交換後の電極はしっかり保護してください。
あとは、コネクタを交換した新しいバッテリーを装着していきます。
バッテリーの装着
もともと純正バッテリーが入っていた場所に新しいバッテリーを配置し、固定します。
今回使ったバッテリーは純正よりひとまわり小さいので、カプトンテープで固定しました。両面テープなどでも良いと思います。
バッテリーが固定できたら、仮組みして動作確認です。
再組み立てと動作確認
バッテリーが固定できたら、ケースを仮組みし、ネジを止める前に動作確認です。
無事電源が入り、プレステで一通りの動作ができることを確認しました。
動作確認が終わったら、もとのネジを4つつけて完成です。
充電動作も確認しました。
ぱっとみた感じ、動作良好です。これからしばらく使ってみて、問題があればこちらに追記しようと思います。
今回使ったパーツリスト
最後に、今回の工作で使ったパーツリストです。