評伝シャア・アズナブル

「認めたくないものだな。自分自身の、若さ故の過ちというものを」
これ、ハタチの若造が吐いた名言です。

その生き様にあこがれて、こんなこと言ってる人が周りにたくさんいたりします。

僕はちょっと後の世代になるので、生で初代ガンダムのアニメを観たわけではないですが、
その存在感はビリビリと感じてます。

評伝シャア・アズナブル 《赤い彗星》の軌跡 上巻 (KCピ-ス)

評伝シャア・アズナブル 《赤い彗星》の軌跡 上巻 (KCピ-ス)

評伝シャア・アズナブル 《赤い彗星》の軌跡 下巻 (KCピ-ス)

評伝シャア・アズナブル 《赤い彗星》の軌跡 下巻 (KCピ-ス)

【評伝シャア・アズナブル

「龍馬に学べ?いや、シャアでしょ」
というコピーにつられて読んでしまいました。

シャア・アズナブルの人物像を、すごく立派に解説してくれているのですが、、
うーん、無理に理由付けしたらダメみたいです。。
名セリフやその行動を分析すればするほど、面白く無い。

こういったセリフは、意味なんかよりも、「なんかカッコイイ」が重要だと思う。
シャア・アズナブルは、なんか意味解らんが深そうなこと言ってるからカッコイイ。

他の漫画を例に挙げると、「哭きの竜」の名セリフ『あんた、背中がすすけてるぜ』なんて意味不明だけどカッコイイ。
意味わからんけど、なんだか思慮深そうに見えるから、哭きの竜はカッコイイのである。
(こっちの方がわかりにくいか。。)

「オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラァ」
「無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄ぁ」
・・・意味なんていらない。カッコイイのである。


正直言うと読むほどのものじゃない。
とか言いながら全部読んじゃったわけですが、ガンダムの解説書としては充実してるんじゃないかな?ミノフスキー粒子とは何か、とか。
ガンダム、深いですねぇ。