関西LifeHack研究会vol.2
待望の、関西ライフハック研究会、イベント第2弾!
今回のテーマは「超!時間割」。
「超!時間割」という仕事の分析、整理ツールを使って、QoEL(エンジニアとしての人生の質)を向上させるため、「やりたいこと」を実現する方法を考えます。
取り組んだのは、以下の項目。
- いまの仕事を分析する
- やりたいことを整理する
- 馬鹿力を引き出す極意
- やりたいことの実現する時間割
- 効率化のためのプラクティス
サブタイトルにあるように、短時間で、「時間(トキ)のコントロール」を体験できるイベントでした。
最短距離
本題に入る前に、mixiコミュニティ「LifeHack研究会」で、イベント参加登録時に行ったアンケートの結果まとめから。
LifeHack研究会だけあって、ほかの方が使ってるサービス・ツールは気になるものです。
- ブラウザはFirefoxがいちばん多いが、それほど寡占状態でもない。
- スタートページはGoogleが一番多いものの、あまり固定化されていない。
- 使ってるソーシャルブックマークもばらばら。
わりと、決まったツールは無い。
そこで、opakenさんからのご提案!
ソーシャルコマンドサービス「StartCommand」
新しいスタートページのご提案。
コマンドによるブラウザスタートページ!
- コマンドでさまざまなWebページに飛ぶことができる。
- 登録すると、よく使うページのアイコンを並べたり、デザインをカスタマイズしたりできます。
- コマンドの共有
- 無料!
面白そう。
しばらく試してみようと思います。
超!時間割
時間(トキ)をコントロールする手法
にこにこサイン会 Part.2
前回に引き続き、「にこにこサイン会」やりました。
初めて会う方と打ち解けるためのアイスブレイクです。
オリジナルのサインを考えて、みんなと交換します。
- 自分のサインを考えます。
- できれば、一筆で。
- 笑顔が入ると良い。
- サインができたら、会場のほかの人とサイン交換。
サインには個性が出ます。
サインについていろいろ聞いてみたりすることで、会話のきっかけができるし、普通の自己紹介より印象に残りますね。
今回は、ちゃんとした色紙が配られてて、本格的なサイン集ができあがりました。
色紙は、イベントの記念にもなります。
自分の時間
人生の長さは決められません。でも、人生の時間の質は変えられる。
エンジニアとしての時間の質(QoEL=Quality of Engineering Life)向上を考えることで、仕事がより充実したものになります。
仕事の質を上げるための方法はいろいろありますが、一つの有名な取り組みとして、Googleの「20%ルール」があります。就業時間の20%は、プロジェクトから離れて、自分の考えた仕事をやってもいいってやつですね。やらされてる仕事よりも、自分でやるという姿勢を引き出す、有効な手段です。
でも、なかなか自分の会社に取り込むチャンスもないので、今回は、勉強会で体感してみましょう!というのが、このテーマの内容です。
テーマを考える
自分がGoogleに入ったと想定。20%で何に取り組むかを考えます。
1日8時間として、20%にあたるのは、1週間で8時間。この時間をどう使うかを考えてみます。
- 紙に、今やりたいことをリストアップします。
- 次に、やりたいことに「教科」名をつけます。
- 「教科」名をつけることで、その取り組みを具体化し、どの時間・枠組みにねじ込むかという検討がやりやすくなります。
私は、次のような教科を考えました。
- ビジネス
- ビジネス全般について学ぶ時間。経済に関する本を読んだり、調べたり。
- 英語
- 英会話や、リスニングなど、英語のお勉強する時間。
- Linux
- 仕事でやってますが、、仕事では見れないモジュールとかをじっくり調べる時間。カーネルパッチ投稿とかもいいかも。
- 電子
- 電子工作する時間。一流の組み込みエンジニアはハードのスキルも磨かないと。
- モデリング
- 特に、よそのモジュールを自分なりにデザインしてみるとかをやってみたい。
- ファシリ
- ファシリテーションの時間。ある会議を仕切らせてもらったり、いろんなプロジェクトや勉強会の場作りをしてみたり。
- Web2.0
- ライフハック
- 仕事を効率化させる、新しいワザを考える時間。
- アート
- プログラマは芸術家。アートを学び、センスを身に着けます。プレゼンや、ファシグラの技術に結びつく、お絵かき練習も兼ねます。
- プレゼン
- プレゼンテーション技術を磨く時間。
- 工場
- 製造現場を学ぶ。コスト意識とか、生産効率アップ、品質意識を学ぶ。これってメーカーのエンジニアにはかなり重要。
- 営業
- 営業って、一度やってみたい。
自分の時間
さきほど考えた、「やりたいこと」を、いかに今の仕事時間に組み込むか。そのためには、まず、自分の仕事を分析する必要があります。
- 週間予定表
- 来週の仕事の大項目を洗い出す
- 当日の予定表
- 一日の時間ごとの詳細をチャートにしてみる。
自分の仕事を分析するのって、滅多にやる機会は無いですが、いろんなものが見えてきます。もっと集中してやれそうな時間(分断した作業)、無理のあるスケジュール、などなど。
あと、意外と、隙間無く仕事が埋まってることに気づきました。
仕事の分析
やりたいことを実行するためには、時間を作らなければいけません。
時間を作るには、今の仕事を早く終わらせることです。
いまの仕事について考えてみます。
- 仕事は締め切りのスパンが長い。
- そのため、序盤は、「まだ大丈夫」と思って、比較的ゆったりと取り組んでいることが多い。
- で、終盤になると、追い込まれて、何とか間に合わせてる。
人間は、危機が迫ると、馬鹿力を発揮する!
ということで、仕事を早く終わらせる「極意」の紹介。
仕事を早く終わらせる「極意」
- 締め切りの細分化
- 一日を8つの枠に分割する。
- 集中と休憩
- 例えば、45分の仕事、15分の休憩など、明確に区切ってしまう。
- 残り時間を意識する
- 時間軸を決める
- 仕事に基点を作る。
- 学校でいうところの、1時間目、2時間目。
- タスクの見える化
- タスク看板は、張る壁を選ぶ、携帯性に欠く。
- 蛇腹式アルバムを使う。
- アルバムに、小さめの付箋を貼って、タスク管理する。
- 自分用の壁を携帯する!
早速、キッチンタイマー、蛇腹式アルバムを使って、次の演習です。
時間割を作る
まず、1日の仕事時間を枠に区切って、時間割表を作ります。
- 1時間目は何時から何時までという風に、枠を決める。
- 朝のウォーミングアップを設置
- 昼休みを設定
- 昼休み後は、「掃除の時間」を設ける。
- ちらかったタスクを整理する時間
- 放課後を設定する
- 定時後、残ってしまったタスクを処理する時間を設定する。
時間割ができたら、「やりたいこと」で考えた「教科」を、時間割に割り振っていきます。
時間割に書いてると、意識的に取り組むことができます。
時間割ができたら、周りの人と見せ合います。
私は、金曜の晩に楽しそうな教科を集中させたり、教養的な強化は、毎日の定時付近に固めたりしました。
他の方の時間割で、13:00-14:00の時間帯に教科を集中させているのがあったのですが、理由を聞くと、この時間帯は「上司が定例ミーティングでいないのでやりやすい」のだそうです。なるほど。
休憩
休憩も、ライフハック研究会では、重要なタスクの一つ。
工夫して、充実した休憩を楽しみます。
今回は、みんなの自慢のおもちゃを持ち寄って遊ぶことになりました。
私は持っていくのをすっかり忘れてましたが、opakenさんがたくさん用意してくれてました。
- ルービックキューブ
- けん玉(協会認定)
- ジャグリング
- 黒ひげ危機一髪
など。
休憩もキッチンタイマーをセットして、思い切り休みます。
プラクティス
時間割を作り、仕事に区切りをつけて効率化し、やりたいことをこなしていくという、「超!時間割」。ここで、うまくこなすためのテクニックが紹介されました。
- 「計画」をタスクに
- 蛇腹式アルバムは、1時間目、2時間目のページを設置
- 「ふりかえり」時間の設置
- 週末に、ふりかえりの時間を1コマ(1h)とります。
- 見積もり時間
-タスクを割り当てる。時間単位を決める。
- シャットアウト
- メール,メッセンジャー,ケータイをOFFにする
- 集中する時間との切り分けを明確に。
- 予習と復習
- 放課後を活用
- 小さな祝福
- 自分を褒める。
- がんばりましたシール、がんばりましたカレンダー(がんカレ)など
時間割を設定することにより、効果的なプラクティスが生まれる。
がんばりましたカレンダー(がんカレ)は、達成感の見える化ができるのが新鮮。
やってみよう。
ストレッチ
これで勉強会終了。
最後は、ビリーズ・ブートキャンプのストレッチ。
「ビクトリー!」でイベント終了。