知ってトクする確率の知識

数字の説得力を改めて感じました。

この本の魅力を語るには、各章のタイトルを並べるのが一番わかりやすい。

  • ジャンケンで必ず勝つ方法とは?
  • クジは最初に引いたほうがいいの?
  • お見合いで好みの相手と結婚する方法は?
  • サルでも名作が書ける?
  • なぜ二度あることは三度あるのか?
  • 偶然の一致は不思議ではない?
  • 会議で何度も意見を求められるのは?

  :
  :

このように、いかにも興味深い内容ですが、すべて、「確率」で説明してしまう。もちろん、あくまで「確率」なわけですが、その説得力がすごい。
何なら、「成功の法則」まで納得のいく説明ができてしまう。

身近で使えるネタもたくさん。
じゃんけんの必勝法は実践的。逆に、宝くじが当たらない理由とかパチンコで論理的に勝てない理由も、改めて思い知らされる。ギャンブルやめれない人には、一度聞かせてあげると効果的かも。

経験則でいままで偶然と思ってたことが、確率を計算してみると、そうでもないことに気づいたりもしておもしろい。例えば、60人集まれば、99%の確率で誕生日が同じ人がいたりします。
(ヒマな人は計算してみよう!)

確率はあくまでも確率だが、何かを説明したりするときや、ものの考え方の手段として、知っておくのはかなり有効です。実践的な「確率」の知識を仕入れたい方は、是非ご一読を。