関西ライフハック研究会vol.10
この土日は連続で勉強会に参加。
まずは、土曜日の関西ライフハック研究会。
今回は、「GTDマスターへの道」というテーマで、太田さんが新開発したGTD手法、「GTD+R2」のお披露目と体験ワークが行われました。
RHODIAを使って頭の中の仕事を吐き出し、それをカードゲーム形式でマネジメントする「GTD+R2」。詳しい内容については、太田さんの新しいサイト(http://gtdr.org/)に順次公開される予定ということで、ここでは、私が実際に体験してみて、ポイントと思った内容についてまとめます。
GTDの基本に立ち返る
管理すべきは行動そのもの。プロジェクトやビジョン、ゴールは直接実行できない。
GTDでは、仕事や習慣的に行うことなど、頭の中で気になっている事をひたすら紙に書き出す。
しかし、それを実際の「行動」に落とし込まないと、タスクはクリアされない。まず、この定義をしっかりと認識する必要がある。
GTD(David Allen)はプロセスや考え方を提供しているだけ。使い方については、言及していない。
パソコンに例えるとOS(カーネルみたいなもの)。活用するには、ディストリビューションが必要。
「GTD+R2」は、GTD実装のひとつの提案である。
GTD+R2のポイント
「GTD+R2」では、RHODIAに気になっていることをひたすら書き出すことからはじめる。RHODIAの1ページに、ひとつだけ書き出す。1ページは、切り離せば「カード」になる。
次に、そのカードをプロジェクト、アクティビティ、タスク、クイックリスト、カレンダー、リファレンスという分類に分ける。例えば、5分以内にできることはクイックリスト、ひとつの行動ではクリアできない項目は、プロジェクト、習慣的な仕事はカレンダー、参照の必要な情報はリファレンスに、といった基準でカードを振り分けていく。
分類が終わったら、ルールに従って、独自のスケジュールシート(A4用紙を折ればすぐに作れる。)に書き込んでいく。
この作業が終われば、頭の中にあった気になることが、適切にスケジューリングされていることになる。スケジュールシートにしたがってToDoをこなせば、ほかの事を気にせず、やるべきことに集中できる。
スケジュールシートへの書き込みが終われば、もうカードは必要ない。「TRASH」に移動できる。(この時点で、カードは捨てても良い。)
「GTD+R2」の最大の特徴は、この「TRASH」にある。
頭の中から吐き出したカードを確実にスケジュールやリファレンスなど、迷うことなく割り振ることができるため、分類の終わったカードは迷い無く捨てられることにある。
細かい工夫
- プロジェクトの優先順位付けの明確なラインがある。「アクティブプロジェクト」は、よく使うもの10項目。それ以外は、すべて「ストックプロジェクト」に入れる。
シンプルな基準だが、迷い無く実施できる分類術。
- 気になるものはカードにする。RHODIAとペンを持ち歩いているだけで、反射的に取り組める習慣。