頭のいい人が儲からない理由

頭のいい人が儲からない理由 (講談社BIZ)

頭のいい人が儲からない理由 (講談社BIZ)

タイトルで挙げられている「頭のいい人」は、常識(=固定概念)社会でのエリートのこと。ビジネスの成功に王道は無い。その中で、頭ひとつ抜け出すためにはどうすれば良いかを、革新的マーケティングで戦場を勝ち抜いてきた筆者がその経験を交えて綴るお話。

実はビジネスを成功させるには、難しい理論を難しく考えるよりも先に、こういったシンプルな目的意識を持つべきということは揺ぎ無い真実だろう。
マトリクスで未来が見えるわけではない。下手な分析で機会を逃すよりも先ずは動く事である。
既成概念やメソドロジーにとらわれて、勝手に自分で制限を作っていないか。

  • 閾値を超えるまで続けろ
    • 何かに取り組んで失敗したということのほとんどは、途中でやめただけ。成功の閾値を超えるまで続けろ。
  • 調べるな、考えよ
    • 日本のエリートは「調べる」と「考える」が同義になっていることがある。
  • 正しい戦略のみが勝つ
    • 戦術と戦略


「読める」&「熱い」本だった。
先輩からいいお話が聞けたなぁ〜って後味で、勉強したという感じはしない。成功のための方法論を語る本は多いけど、ビジネスに対する姿勢を自然に習えたのはうれしい。

「考える」ことを止めないために。