古い小型PCを最新スペックのPCにしてみた

もう6年以上前(2001年)にLinux用に作ったPCが、家族のインターネット用マシンとしてメモリを増やしながらもずっと現役で動いてくれてました。Socket370世代の小型のベアボーンA-OpenのMX3S)に、Celeron(733 MHz)という当時としても非力な組み合わせででしたが、小さい筺体で消費電力も小さく、がんばって動いてましたが、先日のPCができたことによって倉庫で眠ってました。

最近、知人からPCを譲ってくれという話があったのですが、とにかく安くて小さいのという要求だったので、これをベースに作ってみることを提案。必要な部品を見積もってみると、なかなかいい感じだったので、やってみました。

作戦

今回の作り変えのポイントは以下の通り。

  • 小型の電源(145W)ということで、消費電力の低いCPUと周辺機器を選びます。
  • 電源が古いので、CPU用4pinコネクタやSATAPCI-Express用のコネクタが無い
  • できるだけ安く

作業項目&追加部品

古いパーツを取り外し。


すっきり。
さて、こいつがどうなるか。

マザー&CPU

「安くて低消費電力」という基準で、Celeron440を選びました。
Coreマイクロアーキテクチャのシングルコアというあまり目立たないCPUですが、TDP35Wという低消費電力の割には結構速いという情報を見ての選択です。

インテル Boxed Intel Celeron 440 2.00GHz 512K LGA775 BX80557440

インテル Boxed Intel Celeron 440 2.00GHz 512K LGA775 BX80557440

これにあわせて、マザーボードはレイアウトとお値段から、ASUSのP5GC-MX/1333を選択。
[rakuten:hows:10017645:detail]

あわせて1万円ちょっとというなかなかお買い得なセットです。

電源

ロープロファイルの小型電源が入っています。
ATXの古いやつなので、最新のPCを作ろうと思ったら、いろんな端子が足りません。


↑電源はこれだけしかない。

電力は145Wで、最近のハイスペックなCPU入れちゃうと立ち上がらなくなりそう。
#さらに、こういう小さい電源は、別売りの買ったら高そう。

CPUが35Wだし、それほど周辺も使わないので、コネクタさえそろえればなんとかなりそう。
ということで、ひたすら変換コネクタで対応。



電源コネクタを20pin→24pinに。

アイネックス BTX用電源変換ケーブル WAX-2420

アイネックス BTX用電源変換ケーブル WAX-2420


SATA変換コネクタとCPU用4pin-12V電源の変換コネクタをタコ足配線。

CPUファン

リテールがやかましかったので、交換しました。
QX9300のときもそうだったけど、新しいIntelのリテールファンは小さくなってうるさくなった気がする。

ヒートパイプつきにしては周りのパーツにぶつかりにくいまとまった形で、背も低いので、今回のような小型PCにも入ります。
採寸ぎりぎりでしたが。。

これつけると、静かだし30〜37度で安定してます。(ベンチマークぶん回しても40度ちょいに留まる。)
静かで、温度も下がって良い感じです。

その他

メモリはあまってた1Gを、さらにDVDマルチドライブ、HDDなどを組み合わせて組み立て完了!


なかなか快調に動いてます。(^-^)


まとめ

今回の費用はトータルで2.5万円ほど。
後で書きますが、Celeron440は思った以上に性能でます。
ネットや、DVD,CD作成などそこそこの性能で使えるので、ふつーに使う人には十分なスペックになりました。
もう捨てるしか無いと思われたPCが見事に復活です。

家にころがってる古いPCも、今回のように豊富に出回っている変換コネクタや冷却パーツをかつようすれば、最新の構成に置き換えられる可能性があります。
PC買い換える前に、一度調べてみても良いかもしれませんね。