CE Linux Forum Technical Jamboree #18
CELFテクニカルジャンボリー#18に行ってきました。
詳細なメモはCELF-wikiに提供しました。
memo_ja-*.txtは私が書いてます。変なところは教えてください。
以下、ポイントです。
- Android!概要の説明と実機デモが行われた。個人的には、FHS(ファイル・ヒエラルキー・スタンダード)とかGNUのソフトに依存しないシンプルなシステム設計がすごいと思った。早速ダウンロードしてみる。
- SELinuxの開発状況と組み込み向けに使うための各種性能改善の取り組みが充実していた。SELinuxの堅固なセキュリティOS機能は、組み込みでも取り入れたいもの。そういった動機からか、メーカーのエンジニアが実際の開発コミュニティに貢献を続けている。性能改善や、ツールの充実が進んでいる。まだ課題は多いが、より強力なセキュリティ要求がある開発では注目すべき技術。
- 組み込み向けメモリ管理方式の実装ということで、CABIを使ったプロセスのメモリリソース制限機構のご紹介。安定した組み込みシステム構築の一つの手段になり得るか。
- Linuxコミュニティとの付き合い方のお話。最近のカーネルリリースや開発の課題、ホットな話題について。LKMLを追うのは大変なので、こういったお話は開発導入の良い手引きになる。組み込みのメインライニングも盛り上がってきた。
- Bootchartの解析と、性能改善のご紹介。
- ET2007「組込みシステム構築にリナックスを使う真価は何か」のご紹介
来年早々には関西でもジャンボリーを開催してもらえるそうです。
関西も盛り上げたいですね。