Linux

Open Innovation Business Model

LinuxCon Japan 2010でJim Zemlinのプレゼン「Ubiquitous Linux: The New Computing Fabric」のスライドに出てきた図が、オープンソースの経済的効果を説明するのに有用そうなので整理してみた。 説明していたコメントも要約して書き加えている。Linuxなどの…

LinuxCon2010/Japanese Kernel Developer Panel

Japanese Kernel Developer Panel パネリストの表記一覧 F: Fujita Tomonori, Research Engineer, NTT K: Kamezawa Hiroyuki, Programmer, Fujitsu H: Hiramatsu Masami, Researcher, HitachiModerated by J: Jon Corbet, Linux Weekly NewsQ: 会場からの質…

LinuxCon/How to Extract a Process Coredump Image From Crashdump

How to Extract a Process Coredump Image From Crashdump Seigo Iguchi, NEC 背景 2003年からテレコム向けにLinuxをサポート 2.6.1xベースのCGL(x86-64) 2つの課題 (1)OS,HW →Oops panic, Machine check error・・・(2)ユーザーランドの問題 sysrq…

LinuxCon2010/Logging Kernel Messages Without a Loss

Logging Kernel Messages Without a Loss Seiji Aguchi, Hitachi 概要 日立は政府系、金融系のシステム構築を行っている。 この業界では、Linuxの”RAS”が重要 Realiability Availability Serviceability 無停止で安定して動くため、負荷のかからないロギング…

LinuxCon2010/Tuning Your Linux

Tuning Your Linux Cai Fei, Fujitsu Why tune Linuxのディストリビューションデフォルトではいろんなシステムで動くようにしているので、最適化はされていない。 今回、チューニングしてみたらシステムのパフォーマンス(特にファイルI/O)で性能向上が見ら…

LinuxCon/Multi-core Scalability on Modern Linux Kernels

Multi-core Scalability on Modern Linux Kernels Andi Kleen, Intel Corporation スケーラビリティとは CPUやメモリを増やしていくことに対応すること。 より多くのスレッドを走らせることで可用性をあげるもので、リニアに性能があがるものではない。Linux…

LinuxCon2010/The Stable Linux Kernel Tree, Delivering a Stable Platform on a Constantly Moving Base

The Stable Linux Kernel Tree, Delivering a Stable Platform on a Constantly Moving Base Greg Kroah-Hartman, Fellow at Novell 最近の安定版Linuxリリースについて Linuxは最も進化の速いソフトウェアプロジェクトで、安定することはない。 Linuxの目標…

LinuxCon 2010レポート

9/27〜9/29に六本木ヒルズで行われていた、LinuxCon2010に参加してきました。 今年は3日間の開催ですが、真ん中はGoogleDeveloperDayに行ってたので、1日目と3日目の2日だけの参戦です。(2日目のJon Corbetの"The Kernel Report"は聴きたかったなあ・・・。…

LinuxCon2010/Linux Kernel Panel

SCSIメンテナのJames Bottomley(メモでは”B”と表記)、 カーネル開発者でLWNエディタのJon Corbet(メモでは”C”と表記)、 USB & PCIサブシステム、STABLEカーネルのメンテナのGreg Kroah-Hartman(メモでは”G”と表記)、 スケジューラ開発者Peter Zijlstra…

]LinuxCon2010/Introducing the Binary Analysis Tool

Introducing the Binary Analysis Tool Shane Caughlan(gpl-violations.org) 途中でプロジェクタが写らなくなったので、口頭でディスカッションしながらセッションを進めた。 gpl-violations.org gpl-violations.orgは2004年から開始した。 バイナリを自動…

LinuxCon2010/10+ Years of Linux at IBM

10+ Years of Linux at IBM Dan Frye, IBM Vice President, Open Systems Development and Linux Foundation Board Member IBMがLinuxに取り組んだ10年をふりかえる 当初、Linuxはエンタープライズのエッジで使われていた 今ではミッションクリティカルなコ…

LinuxCon2010/Got MeeGo?

Got MeeGo? Dirk Hohndel, Chief Linux and Open Source Technologist, Intel Corporation What is MeeGo MeeGoはノキアとインテルの共同プロジェクト もともとやってた、Moblin、Maemoプロジェクトを統合 ネットブック、ハンドセット、タブレットのプラット…

LinuxCon2010/Ubiquitous Linux: The New Computing Fabric

Ubiquitous Linux: The New Computing Fabric Jim Zemlin, Executive Director at The Linux Foundation コンピューティングのビジョン これまでのコンピューティングはMSが進化を牽引してきた。 20年前はMSのビジョンがシンプルだった。 「すべてのPCでMSの…

Japan Linux Symposium 2009:3日目(10月23日)のセッションメモ

Test Projects Crackerjack v3.0 カーネルの互換性チェックの提供 2.6.28のシステムコール317をサポート RCとstableの差分を自動生成している。 テストコミュニティとのコラボレーション Autotest Crackerjack LTP プロジェクトの背景 カーネルには、ソース…

Japan Linux Symposium 2009:2日目(10月22日)のセッションメモ

Measuring Function Duration with Ftrace 資料はこちら。 Ftraceによる、関数の実行時間測定や、起動時間測定の事例紹介。 カーネルの全関数を追跡可能。 オーバーヘッドの少ないmcount()ルーチンが全関数の入り口で呼ばれている。 出口のトレースのメカニ…

Japan Linux Symposium 2009:1日目(10月21日)のセッションメモ

Per Backing Device Dirty Data Writeback Replaces pdflush Driven Writeback in an Attempt to Speed up this Operation 詳しいデータや関数は、Jens Axboeさんがこちらに資料をアップしてくれています。 いまのカーネルは、pdflushスレッドでDirty data(…

Japan Linux Symposium 2009:全体の話

Andrew MortonとかJens Axboeといった、Linuxを支えてきたハッカーたちと一緒にセッションに参加、ディスカッションできるという、(なかなか企業の枠と日本を出ない僕にとっては特に)本当にすばらしい3日間でした。 さらに、今回の会場が秋葉原ということ…

Japan Linux Symposium 2009

Japan Linux Symposiumに参加しました。 ぼちぼち、レポートまとめていきます。

CE Linux Forumテクニカルジャンボリー#28

レポートが遅くなりましたが、CE Linux Forumテクニカルジャンボリー#28に参加したときのポイントのまとめです。 (詳細なレポートは、elinux-wikiのページに、私とfujimuraさんで作ったメモが掲載されています。) カーネル2.6.30で、日本製セキュリティ拡…

CE Linux Forum Technical Jamboree #18

CELFテクニカルジャンボリー#18に行ってきました。詳細なメモはCELF-wikiに提供しました。 memo_ja-*.txtは私が書いてます。変なところは教えてください。 以下、ポイントです。 Android!概要の説明と実機デモが行われた。個人的には、FHS(ファイル・ヒエ…

KURO-BOX/PRO開発環境構築

勉強会用にKURO-BOX/PROを先行調査しました。 玄人志向 KUROーBOX/PRO出版社/メーカー: 玄人志向メディア: エレクトロニクス購入: 1人 クリック: 4回この商品を含むブログ (8件) を見る用意するのはKURO-BOX/PROとシリアルキット、あとは、開発環境用のWindo…

Inside Linux Software オープンソースソフトウェアのからくりとしくみ

Inside Linux Software オープンソースソフトウェアのからくりとしくみ作者: 佐藤竜一出版社/メーカー: 翔泳社発売日: 2007/03/14メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 6人 クリック: 99回この商品を含むブログ (17件) を見るオープンソースのパッケージを…

CE Linux Forum Technical Jamboree #15

「CE Linux Forum Technical Jamboree #15」行ってきました! http://tree.celinuxforum.org/CelfPubWiki/JapanTechnicalJamboree15 前半はOLSのレポートでした。 昨年のレポートも聞く機会がありましたが、参加したエンジニアのみなさんは、 今回、さらに具…

CE Linux Forum 組み込みLinuxコミュニティ〜最新の活動状況と今後の展開

「Linuxとは進化である。知的デザインではない。」(Linus Torvalds) 進化の過程に、組み込みの技術は重要な役割を果たせる。 組み込みエンジニアはもっと可能性を広げれるし、Linuxはまだまだ進化する。 オープンソース・コミュニティという文化を正しく理…

CE Linux Forum Technical Jamboree #12

CE Linux Forum Technical Jamboree #12に参加。 今回も非常に得るものが多かったです。 コミュニティのみなさま、毎回充実したイベントをご用意いただきまして本当にありがとうございます。 事前に教えてもらったサプライズ・クリスマスプレゼントというの…