コピー用紙の裏は使うな!

コピー用紙の裏は使うな!―コスト削減の真実 (朝日新書 37)

コピー用紙の裏は使うな!―コスト削減の真実 (朝日新書 37)

タイトルに惹かれて買いました。

世の中で「コストをへらせ!」というと、安易に行われて、実はほとんど効果が無い取り組みを暴く。コピー失敗した裏紙を使うことがその象徴的な事例で、そのままタイトルになっている。さらに、「コスト削減」の目的や効果、本当の「コスト削減」とは何か?を、コスト削減のプロが綴った本。

コスト削減の本質からずれたことは書いてないと思うんだけど、200ページはいらない。たぶん、言いたいことは50ページぐらいでまとまるんじゃないかな。あと、例え話とか、事例に感動が無い。
カルピスを適量の4倍ぐらいの水で割ってしまい、さらに氷を入れてない状態で飲んでしまったような感覚。まずくは無いけど、これで爽快感とかが味わえない感じ。

がんばってポイントを抽出してみた。
我々、現場の人間として学ぶとすれば、次の考え方。

・削減したコストはそのまま、企業の純利益となる。
・コスト削減に取り組めば「現場」と「経営」の隙間が埋まる。
・「現場力」が重要

「コスト削減」と聞くとマイナスイメージを抱きがちだが、こう考えると前向きな姿勢で望める。


とにかく、この本もまた、タイトルがすばらしすぎる。