予測する力

予測する力 養成講座〔セオリー〕vol.11 (講談社 Mook)

予測する力 養成講座〔セオリー〕vol.11 (講談社 Mook)

人並み外れた実績を持つ人は、何らかの予測力を持っている。
ヒット作の「予測」から始まり、やり手エコノミストの「予測」、一流スポーツ選手の「予測」から、苦情対応や気象の「予測」まで。
さまざまな角度から予測を知り、分析できる一冊。

読み取れるのは、予測は特殊なマジックでもなんでもなく、多くの知識や経験があり、初めて創出されるもの。
ただし、闇雲に積み重ねるのではなく、明確な方向付けを持ち、意識を持って取り組まなければならない。そういった意味で、一流のコメント、考え方はおもしろいし、ためになる。さらに、予想できないことに対して、いかに対処するかという「予測」という考え方を持ってる人もいて、興味深い。

このムック、範囲が広すぎて浅いのが残念。
「苦情対応力」の関根眞一さん、渋滞学の西成さん、沢木耕太郎さん、ホンダの福井社長なんかのお話はもっと深く聞いてみたい。