企画書は一行
「一行」に、その企画に対する想いがこめられる。
『企画書は一行』
- 作者: 野地秩嘉
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2006/06/16
- メディア: 新書
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良い本。
ためになったというより、すごくやる気にさせてくれた。
第1章 現場から生まれた一行
第2章 ヒット商品の一行
第3章 組織を動かす一行
第4章 人生を書いた一行
第5章 ブランドを創る一行
終章 映像が浮かぶ一行
それぞれの一行にこめられたエピソードが順に紹介されている。
その一行に到達するまでのストーリがどれも、力のこもったものである。
企画書だけに限ると、そのポイントは、よく言われる極めてシンプルかつ重要なこの点にまとめられる。
・できる限り短く
・本当にやりたいことを書く
・その一点に想いを込める。
企画書の書き方は、決してコツとか、テクニックではない。
もちろん、文中には、一行を導き出すために、参考になる具体的な取り組みが紹介されている部分もあるが、大切なのは企画に望むプロセスであったり、熱意だったりする。
各ストーリで紹介されている人たちの、とにかく強い”想い”が伝わってくる。「一行」はそこから炙り出されるものなのだと思う。
どんなことでもそうだけど、人に印象を与える「一行」で表現できるように、強い想いで取り組んでいきたい。