PFPワークショップ関西#12
PFPワークショップ関西#12をやりました。
今回のテーマは「PMとPF」です。
プロジェクトがうまくいかない。
→プロジェクトマネジメント(PM)をきっちりやろう
→まだうまくいかない
→もっとマネジメント(管理)を徹底しないと!
→あれ?どんどんしんどくなってるような・・・・
→ふりだしにもどる。
こんな悪循環の事例を見つけて来いといわれて、困る人はいないはず。
”管理”だけを突き詰めてもうまくいかない。
計画達成のマネジメントは必要だけど、管理だけではうまくいかない。
メンバーの能力をうまく引き出せれば、「人月」の総和(100%)以上の成果を出す可能性があります。もちろん、メンバーのモチベーションも上がる。
プロジェクトファシリテーション(PF)のありかたを、PMの視点からもう一度見直す機会だったと思います。
導入の説明で、東さんからCCPMの考え方をすごくわかりやすくご紹介していただきました。ここで、KPTでのふりかえりなど、PFのプラクティスがPMを推進する上でも非常に有効であることが再確認できました。
そして、なおまるさんからPMとPFについてしっかりおさらい。
その後、テーマにそったグループワークで、テーマについて参加者全員で考えます。
今回のグループワークの目標は、「プロジェクトの自律化」。
プロジェクトリーダーの「はっさくさん」が、リーダーが入院して回らなくなった別のプロジェクトを助けるという仮想的な状況が設定されています。(実際に起こりそうなリアルな設定です。)
2つのプロジェクトを「管理」すると、自分のプロジェクトまで回らなくなる可能性があります。ここではっさくさんがそのプロジェクトを救うために講じたのは、PF的アプローチによる「プロジェクトの自律化」です。
このような状況設定で、はっさくさんが何を、どのように進めるべきかを考えるのか、今回のワークです。
- 何から始めるのか
- どのように進めるのか
- どんな工夫をするのか
盛りだくさんで難しいテーマでしたが、各グループそれぞれの個性的なアプローチが結論として出てきたのは面白かったです。
僕が参加したチームでは、特にチームメンバーのヒアリング・分析を重点的に行い、メンバー全員に開発以外の「役割」を与えることにしました。「管理より演出」というアプローチで、全員で場作りができる仕組みを構築します。
- アーキテクト
- レビュワー
- 品質管理,構成管理
- 計画管理
- 笑いをとる
こういった取り組みは実際のプロジェクトでも有効だと思うし、議論の中でグループワーク参加者のみなさんの現場での対処法や取り組みが聞けて、非常に実践的でした。
明日の仕事でやってみたい。
こういった気づきの多いワークショップでした。