KPTT
KPTTは「けぷとつー」と読みます。
XPJUG関西「改善のための「ふりかえり」講座」に行ってきました。(実はXPJUG初参加です。)
ぁまンによさんのふりかえり新ネタが受講できるということで、これは外せませんでした。
カイゼンはふりかえりから。
なにかイベントがあるたびに、よかったこと(Keep),課題(Problem),次にやりたいこと(Try)をだす「KPT(けぷと)」は、すぐに実践できる改善として重宝しています。
すでに便利なKPTですが、これにひと工夫する事で、さらに強力なツールになります。
それが、今回紹介いただいたKPTT。
やりかたは簡単。KPTに T (ToDo)を加える。
KPTを下手にやってしまうと、Tryにやりたいことを詰め込みすぎてどんどんたまっていく可能性がある。Tryに追われて計画超過になり、実際の破綻した計画と同じになる。ここで、Tryを選択肢としてとらえ、その中からすぐに出来る事をToDoとして抽出する。
このKPTTを体験するゲームとして、簡単な△と□を描くという作業にグループで取り組んでみた。KPTTをやりながらゲームを3回やってみたら、実際にProblemがどんどん解消され、3回目にはスコアが1桁上がり、成果は目に見えて現れた。
ふりかえりはあらゆる場面で使える。こうした工夫をプロジェクトや課題にあわせて取り組むと効果的だろう。
他にも、ぁまンによさんと土屋さん、なおまるさんのふりかえり座談会は気づきが多かった。
以下、「ふりかえり」に使えるメモです。
- 無言で付箋に描く時間を設ける(Keepを書く時間など)
- 言いたい事を共有
- 意見が対等であることの価値を与えられる。言ってみれば、実は同じ想いだったりする。想いの共有は、戦略的・計画的に作る事が出来る。
- 原因は追究して、責任を追及しない
- 問題対私たちの構図を作る。
- 過去の学びを未来に活かす
- 改善サイクル(PDCA)をまわす
- 会議が導入しやすい。
- KPTが良いとわかったら、ほかの事でもやりだすはず。
- グランドルールを決める
- 紙に貼ると効果的
- ブレーキをかける
- 一人がずっと発言している場面など
- 雰囲気を形にする
- 「固い空気ですね」「話を聴いてくれませんね」など
- KPTでいちばん対等に出せるのがKeep。Keppからきっちり出す。
- Keepからプラクティスに
- 難解なProblem
- 細かくして、解決策を見つけ出す。
- 自分でやれる事に意識を持っていく。
- ふりかえりを何かのイベントにくっつける
- 進捗会議など。会議がふりかえりを最も適応しやすい場所。
- checkout。何かやったらすぐにやる。
新しい場に行くと気づきがたくさんあります。
充実した勉強会でした。
みなさま、ありがとうございました!