受託開発の極意
おかじまさん(id:HappymanOkajima)の本読みました。
受託開発の極意―変化はあなたから始まる。現場から学ぶ実践手法 (WEB+DB PRESS plusシリーズ)
- 作者: 岡島幸男,四六
- 出版社/メーカー: 技術評論社
- 発売日: 2008/04/08
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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あくまで自然体でありながら、熱く、的確に、開発への向かい方を示されたように思います。
つい先日はお好み焼き食べに行ったりして、いつもお世話になってる岡島さんですが、唯一開発チームについてお話したのは、JaSST'07のパネルセッションの壇上でした。予定調和なパネルが進む中、会場から私にチームビルディングをうまくやる方法みたいな質問が飛んできました。もともと岡島さんの前著「プロジェクトを成功させる 現場リーダーの「技術」」を読んだときから、この本の中で書かれていた『管理じゃなくて演出』というフレーズが気に入ってたこともあり、突然、隣に座ってた岡島さんにそのまま質問をふってしまいました。急な質問だったにも関わらず、想像もしなかったすごい回答が帰ってきたのを覚えてます。「正直であること。」そんな答えだったのですが、その言葉は心の底から出てきたような感じですごく印象的でした。岡島さんのリーダー観はずっと考えて体に染み込んだものなんだろうなと。自然体でバランス感覚に富み、尚且つ熱い。パネルセッションでの質疑程度の短い間でしたが、もともと読んでた本の内容と重なって、岡島さんにはそんな印象を持ってました。
#花見の席やお好み焼き食ってるときはすっかり忘れてましたが。。
今回の「受託開発の極意」を読んで、そんなイメージをさらに強くしたというか、より厚みを得たような気がします。
テーマに上げている「受託開発」について、設計,テスト,進捗管理といった日頃の開発ひとつひとつにおける取り組み方や、見積もりやチーム形成のあらゆる場面での考え方に至るまで、プロとしての実践的な「極意」がぎっしり詰まってます。
理想論とかじゃなく、あくまでも「現場」視点。エンジニアなら、共感しながら自分の開発に役立てることがたくさん見つかるはずです。