KJ法とマインドマップのワーク

Osaka Study Network(OSN)の第11回勉強会に参加してきました。

OSNは、ある会社の同期入社の若手メンバーが休日に集まって、お互いの勉強結果を共有したり、ワークショップで実際に体験してみたりする、(良い意味で)小さな勉強会です。
もともと、モチベーションの高いメンバーが集まっていることもあり、ものすごい雰囲気が良いです。また、仲間内ということで、発言も活発。
私は、3月にファシグラのワークショップをやったのがきっかけで参加させてもらっています。

ビジネス書、セミナー・・・  読むだけ、聞くだけでは終わりたくない。
『 実験してみよう!』

ブログ冒頭のメッセージもいい。
今、私の知る範囲で、一番元気をもらえる勉強会です。

今回のテーマは、「KJ法マインドマップ」。
OSNメンバーのDr.OGAさんが、アイデア開発のツール・手法の研究結果を紹介し、実際に体験してみるワークショップです。
私自身、両方ともいろんな本やWebで見聞きして独学でなんとなく使っているだけで、体系だって学ぶのは初めての機会になります。
実際に、やってみると改めて発見や課題が見えてきたので、とても有意義なワークショップでした。

KJ法

まずは、「定額給付金の活用法」という簡単なテーマで、KJ法の4つのステップを実際にやってみながら、手順を覚えます。

  • KJ法の4つのSTEP
    • カードの作成
    • グループ編成
    • 図解化
    • 叙述化(ストーリーをつくる)

3〜4名のメンバーでこの作業をやってみたのですが、他のメンバーのアイデアを見聞きして、図解化、ストーリー作りというフレームワークに従うことで、新たな発想がどんどん生まれます。
また、他のグループと、結果を共有してみると、同じテーマなのに、いろんなグルーピングの発想やストーリーが作られてて面白かったです。

マインドマップ

面白かったのが、グループでマインドマップを描くワークです。
Dr.OGAさんが、あるセミナーで、たまたま見かけたオリジナルのやり方を紹介していただきました。
模造紙などの大きな紙を用意し、真ん中にテーマを書いて、グループのメンバーが紙の端から中心のテーマに向かって、発想を描いていくというもの。

こんな感じになります。

ひとつのテーマのマインドマップを複数人で描いてみるという試みはこれまで何度か経験があるのですが、(そもそも、その使い方に無理があるかもしれませんが。。)同じセントラルイメージからやると、重複したり、バランスの悪いものになることがあります。また、別々のマインドマップを描くとマージもできず、そこからの発展が難しいです。
このように、テーマに向かって描いていくと、結果としてメンバーの着眼点の違いや、発想の展開が統一感を持って表すことができます。
場面によっては使えそうな応用技です。

KJ法マインドマップ

今回は、KJ法マインドマップKJ法マインドマップ→まとめ、という流れで、それぞれ2回ずつやってみました。
2種類の発想ツール,フレームワークをサンドイッチで体験することで、かなり大量のアイデアが出せた実感があります。
こういったワークの組み立ても楽しいですね。


まとめ

OSNはとても雰囲気がよく、アイスブレイクなどもいらないぐらい。
こういったワークショップをやると、生産性が何倍もあがったような感覚を得られます。
まずは、この感覚を知り、これを理想として、どうやって仕事現場や、他の活動に生かすかにつなげたいと思いました。

OSNのみなさま、参加者のみなさま、有意義な勉強会、ありがとうございました!