ペン型はさみ「PENCUT」が届いた。

レイメイ藤井 ハサミ ペンカット ピンク SH601P

レイメイ藤井 ハサミ ペンカット ピンク SH601P

折りたたむとペンみたいになる、すごくコンパクトなはさみ「PENCUT」。
ぶんぐ博から帰ってきてすぐにAmazonで発注したら早速届いた。

どんなものなのか、写真でまとめてみました。


パッケージは見た目ペンです。



出しても見た目ペンです。
小さいペンケースでも普通に入りますね。



開くといきなりはさみに!
指を入れるところが輪になって出てくる。



指がしっかり固定されるので、小さいはさみにありがちな使いにくさもありません。
右利き&左利き両対応なのもポイントです。


これから持ち歩くようにしたいと思います。
はさみの形なんかもう完成されたと思ってましたが、まだまだ進化するんですね。

「ぶんぐ博2010」で見かけた気になる文具

「ぶんぐ博2010」に行ってきました。

昨年は会社帰りに寄って全然時間がなかったので、今年はお昼からゆっくり見て回りました。

文具メーカーが99社も集まって製品を展示していて、各メーカーの新製品を直接さわって、試してみることができます。
今日はは時間があったので、メーカの担当の方の説明をじっくり聞いてみたり、いろいろ教えてもらったりして、もともと愛用していた文具をますます気に入る機会になりました。

以下、今回いろいろ見てきた中で気になった文具をメモついでにリストアップしておきます。

  • MNEMOSYNE(ニーモシネ)
    • あのスケッチブックのmarumanさんのブランド。
    • ロディアサイズのメモ帳や、方眼ノート。落ち着いたデザイン。
    • 今年は、使いやすそうな専用ケースなども拡充されていた。一度使い出すと揃えたくなりそう。

マルマン ノート ニーモシネ N181 70枚 無地

マルマン ノート ニーモシネ N181 70枚 無地

  • Vaimo11(ホッチキス)
    • 小型のホッチキスなのに、一発で最大40枚の紙をサクッと綴じれる!パワフル!
    • これでぶ厚い書類も楽に綴じれるし、普通使いにも欲しい。

マックス ホッチキス バイモ11 フラット 40枚とじ 100本装填 ホワイト HD-11FLK/W

マックス ホッチキス バイモ11 フラット 40枚とじ 100本装填 ホワイト HD-11FLK/W

  • Boogie Board(ブギーボード)
    • 一時話題になった海外製の電子お絵かきボード「Boogie Board」はキングジムさんが扱ってくれてるようです。買いやすくなった!

キングジム 電子メモパッド ブギーボード BB-1  黒

キングジム 電子メモパッド ブギーボード BB-1 黒

  • mamemo(マメモ)
    • 電子卓上メモ。
    • メモはサクッと書けるし、ページ送りとかもスムーズでした。
    • 時計・アラームとかToDoメモとか、卓上においておくと便利な機能は一通り入ってる。

キングジム 卓上メモ マメモ TM1 ビビットオレンジ

キングジム 卓上メモ マメモ TM1 ビビットオレンジ

  • デジタル名刺ホルダー「PITREC( ピットレック)」
    • 本体端の溝に名刺を挟むと、名刺の写真を撮って保存できる。
    • OCRがよく出来ていて、名前とか会社名とか連絡先をテキストデータで保存してくれる。
    • そのデータをソートしたり、日付順に閲覧したりもできる。
    • 僕の持ってたPocketerの小型名刺もスキャンできた!
    • 営業職の人とか、名刺もらいまくる人だと便利そう。

キングジム デジタル名刺ホルダー ピットレック DNH10

キングジム デジタル名刺ホルダー ピットレック DNH10

  • ニチバン・ロールメモ
    • ロール状の付箋!
    • 好きな長さに切って使える。何かものすごく便利な場面がありそう・・・。

  • プロッキー
    • いわずと知れたファシグラ標準アイテム。
    • 新色『ソフトピンク』登場!
      • 色弱者にも留意したという見やすいやわらかい色のピンク。
    • みんなのために選んだ8色セットで新登場。
      • 欲しかった水色(12色セットにしか入ってなかった)が追加され、あまり使わない紫がなくなってて好印象!

  • SEDIA MEMO
    • ロディアサイズのメモ帳。
    • ミシン目がわからないぐらい細かいのだが、サクッと切れてきもちいい。

  • プレピー
    • プラチナ万年筆のリーズナブルな万年筆(150円〜)
    • 昨年、気に入ったのですぐに買って、ずっと仕事で使ってます。
    • 今年は万年筆の5色セットとか出てて面白かった!

万年筆 プレピー【ブルーブラック】 PPQ-200 3-2

万年筆 プレピー【ブルーブラック】 PPQ-200 3-2

  • ペタッツ(粘着画鋲)
    • 粘着性の小さい両面シール。がびょう代わりに。
    • はがしても汚れない。当然、穴も開かない。手軽に壁に貼れて便利そう。

[rakuten:bunkidou-shop:10002831:detail]

  • Raymay PENCUT
    • ものすごくコンパクトなペン型のハサミ!
    • ペンに見えるが、ハサミにトランスフォーム!ちゃんと切れる。
    • 帰宅してすぐ買った!

  • EPSON Offirio EB-1775W
    • プロジェクターも置いてた。小さいプロジェクター欲しい。

EPSON プロジェクター EB-1775W 3,000lm WXGA 1.7kg

EPSON プロジェクター EB-1775W 3,000lm WXGA 1.7kg

洗脳

洗脳 ~スピリチュアルの妄言と精神防衛テクニック~

洗脳 ~スピリチュアルの妄言と精神防衛テクニック~

タイトルの通り「洗脳」のメカニズムを軸に話が展開する。
仮想的なカルト団体(スピリチュアル系)を仮定して、いかに信者を集め、洗脳し、そしていかにお金に結びつけるかを、わかりやすくそして具体的に説明している。これがほんとバカなぐらい簡単そうに書かれているのだが、今も信じられないようなカルトに人々が引き込まれていて、忘れた頃にいろんな事件を起こしてる現実を見れば、こうしたテクニックの恐ろしさを感じずにはいられない。
言葉や見せ方は代わっているものの、テレビで「スピリチュアル」みたいな胡散臭いのが平気で放送されている現実をみると、こうしたテーマを考えさせられる。

なぜ、「霊」のような想像の産物に何かを求めるのか。
たとえば日本であれば、文化的に神学まじりの仏教で倫理観が形成されていたり、庶民宗教が広く人々のよりどころになっていたりと、根拠無く前世とかを受け入れてしまうのだろう。

霊は、文化的な幻覚です。  (p24)

教育とか文化的な土壌が「霊」のような幻覚を生み出してしまう。
その人自身がその人の中の世界で勝手に納得してしまうので非常にたちが悪い。

そして、霊みたいなものに寄り縋り、カルトにはまることで、人に「考える」ことをやめさせてしまうので、ある意味「楽」なのではないだろうか。自分で決めなくても良いのだから。

洗脳されていない状態というのは、完全に自由です。よりどころは自分です。自分で決め、自分で考え、自分で判断する。全てを疑うということではありません。疑うということは、その前提知識が必要となりますから、それ自体が洗脳されている可能性があります。洗脳されていない状態は、それすらからも解放されています。 (p214)

こんな良くまとまった文もあり、わかりやすくて面白かったのだが、
実はこの本自体がかなり胡散臭い。
所々、不可解な論理展開も散見される。
メタ・カルトというべきか、下手に読むと新しいカルト思想に導かれるんじゃないかという危険性すら感じる。
そうした点も含め、こうした本は客観視して読むと面白いのだろう。

ノルウェイの森

Kindle3を買ったので、PDF化しやすそうな文庫本から読んでみようと思い、この本を選びました。最近でも映画化とかで話題になってたのもあるし、まだ手を出してなかった「1Q84」を読む前に、ゆっくり読んでおきたいと思ったからです。

ノルウェイの森 (上) (講談社文庫)

ノルウェイの森 (上) (講談社文庫)

「死は生の対極にあるのではなく、我々の生のうちに潜んでいるのだ」
(下巻p.226

思ったより身近にある「死」について考えさせられる。生きる動機は驚くほど不安定なものの上に成り立っていることを改めて思い知らされる。

私たちは(私たちというのは正常な人と正常ならざる人をひっくるめた総称です)不完全な世界に住んでいる不完全な人間なのです。定規で長さを測ったり分度器で角度を測ったりして銀行預金みたいにコチコチと生きているわけではないのです。
(下巻p.219)

生きる動機もまた不安定なものなのだが、作品中露骨に描かれた「性」への向き合い方がそれを焙り出しているのだろうか。
自分とはまったく違うの世界の話、他人の話を読んでいるはずなのに、妙なリアリティを感じさせる。
終わりのページなんかゾクッとした。

ノルウェイの森 (下) (講談社文庫)

ノルウェイの森 (下) (講談社文庫)

Kindle買った。

9月末に買ったKindle3で「ノルウェイの森」の文庫版上下巻を読んでみた。
Kindle3は思ってたよりずっとすばらしい。
今回2冊分読みましたが、電子ペーパーが読みやすいのはもちろん、端末は軽いしページめくりなどの操作も軽快。
集中して読めるし、実際、一冊を読む時間が早いです。
僕の場合、読むだけなら本より早いと感じました。
難点を挙げると、僕の場合、もう一度読み返したいと思うことがよくあるのですが、「このへんに書いてあった」とかでなかなか戻れないところぐらいでしょうか。
全体的には楽しく読書できるので、とても気に入りました。
最近買った本は全部キンコーズで裁断してきて、FUJITSU ScanSnap S1500 FI-S1500でPDFにしました。
これからKindleで読書を楽しみたいと思います!

Open Innovation Business Model

LinuxCon Japan 2010でJim Zemlinのプレゼン「Ubiquitous Linux: The New Computing Fabric」のスライドに出てきた図が、オープンソースの経済的効果を説明するのに有用そうなので整理してみた。
説明していたコメントも要約して書き加えている。

Linuxなどのオープンソースが、ビジネスにどのような効果を与えるのかを簡単に説明できる。

  • 開発コストは機器が複雑になり、爆発的に大きくなっている。イノベーションのためのコストが上がってきている。
  • 最近は、携帯電話を平均14ヶ月しか使わないというデータがある。これはメーカーに対して大きな開発プレッシャーになっている。
  • かつては、図の左側。開発コストに見合う収益を得ていた。
  • いまのクローズドシステムは右側の図の状態。製品が複雑になり開発コストが肥大している上に、製品のライフサイクルが短くなり回収できる収益が減少してきている。

  • Linuxはコラボレーションで製品をつくっている。高機能なOSや、IPスタック、汎用ライブラリのような部分はオープンソースプラットフォームとして共通化されてきている。
  • 開発コストを節約するだけでなく、新しい収入源が得れる。Appstore、新しいサービスを作ることができる。これまでのクローズドなシステムではできなかったことだ。
  • 新しい経済モデルができてきている。Androidの急速な普及がわかりやすい例。


「Open Innovation Business Model」は”Open Business Models: How To Thrive In The New Innovation Landscape”という本から引用している。

Open Business Models: How To Thrive In The New Innovation Landscape

Open Business Models: How To Thrive In The New Innovation Landscape

これが原著。日本語版もありそう。


Linuxがなぜこれほどまでに進化し続けているのか。
開発者なら直感的にわかるが、それ以外の人になかなかうまく伝えられない。
今年のLinuxConでもIBMのDan Fryeの説明を始め、説得力のある資料が出揃ってきたが、場面毎に最も効果のある材料を出せるようにしたい。