ソフトウェア開発者採用ガイド

ソフトウェア開発者採用ガイド

ソフトウェア開発者採用ガイド

「Joel on Software」のジョエル・スポルスキさんによるソフト技術者の採用ガイド。
つまり、一緒に仕事したいソフト技術者について書かれた本です。

前著”Joel on Software”で紹介された「ジョエル・テスト」に代表されるように、非常にシンプルで明確なコラムが並んでます。しかも、なんだか飲み屋の話題かと思うほど軽いノリで楽しく読める。

ソフト技術者は、ただ数を集めても生産性は上がらないし、「良い」技術者と仕事することが、ソフトウェアを創る上で最も重要なことだ。そういった意味で、採用のプロセスにこだわりを持っているというのは大切なことなんだけど、日本のソフトウェア業界で採用に対して強い意識を持っている会社って少ないように思う。採用段階でコード書かせてる所もあまり聞かない。
「採用」から開発は始まっている。こういった本をきっかけに、もうちょっと考えてみてもいいかもしれない。

あと、良い人材を探すだけじゃなく、能力を引き出すのも重要。
技術者との接し方はもちろん、椅子の選び方まで書いてます。

ソフトエンジニアを探している人はもちろん、エンジニアの人にとっても、自分の市場での評価や自分の能力を発揮させるための仕事環境を客観的に見直すには面白い内容です。
ぜひご一読を。