はじめまして数学(1)
数学は自分でも好きだったし、学生の頃、進学塾の講師として、通算すると2〜300人もの生徒に、「数学」の楽しさを伝えてきたつもりでした。教えるときに重要だったのは、奇抜なその場しのぎのテクニックとかではなく、しっかりと「数」の基礎や定義を身につけさせ、その上でいかに思考力を養うことか、だった思う。
基礎が重要。
「基礎」、わかってたつもりなんだけどなぁ、ほんとごめんなさい!(>_<)
もう一度、過去に教えた生徒たちにこの本を勧めたい。
はじめまして数学〈1〉自然数を追え、無限を掴まえろ! (幻冬舎文庫)
- 作者: 吉田武
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2006/12
- メディア: 文庫
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『はじめまして数学(1)』
すごい本です。
読んで欲しいのは小学生だけじゃない。数学が得意だった人、または苦しめられた人も、きっと、「数学の世界」の魅力に惹き込まれるはず。
少しは数学に親しむ機会の多かった僕は、興奮すら覚えた。
「数」は、シンプルなルールから、まさに無限の「世界」を創りだす。
この本は、そんな「世界」にすっと誘ってくれ、その神秘を実に興味深くあぶりだしてくれる。
1章の質問、
「数とは何か?」
について、明確に教えられるだろうか?
スタート地点から、考えさせられるが、その説明がエレガントだ。
その後に続く、「=」の意味、数の表し方、「無限」の存在、計算の仕組み、自然数と続いて、次第に三角数などの数の楽しさに触れていき、最後は「素数」の壮大な世界に踏み込む。
読み終わった後は、数学の世界の壮大さに魅せられることは必至だろう。
1時間ぐらいで、数学に接する姿勢が変わります。
ちょっと気分転換したい方におススメの一冊です。
※ちなみに、すごい内容の本でしたが、挿絵がかわいすぎます。電車で必死に読んでると、ちょっとかわいそうな人かと思われてしまう可能性もありますのでご注意下さい。('∀`;)